ハータミー師が立候補した場合、国民信頼党の選挙リストの第一位候補に
2007年10月29日付 E'temad-e Melli 紙

 第8期国会選挙の推薦候補者リストに関して各政党・政治集団がどのような決定を下すかをめぐって、政界では最近、熱い議論が繰り広げられている。

 昨日、国民信頼党(エッテマーデ・メッリー)のスポークスマンはメフル通信に対して、第8期国会選挙で同党の立候補者リストの第一位に誰を選ぶかについては、まだ最終決定をしていないとした上で、「セイエド・モハンマド・ハータミー〔前大統領〕が第8期国会選挙に出馬するならば、同氏を国民信頼党のリストの第一位候補者として必ず推薦することになるだろう」と述べた。

 国民信頼党スポークスマンのエスマーイール・ゲラーミー=モガッダム氏はまた、「もしハータミー師が選挙に出馬しないならば、国民信頼党のリストの第一位候補者は間違いなく、これまで重責を担い、革命のために闘い、イマーム〔・ホメイニー〕の路線に従ってきた宗教指導者の中から選ぶことになるだろう」とも語った。

 同氏は、国民信頼党が土曜日の夜に開いた会議で、同党の選挙リストについて検討を行い、第8期国会選挙用に同党が推薦する候補者としてさらに5名を追加決定したことに触れた上で、次のように述べた。「これまで重要な職責を果たした経験のあるモハンマド・レザー・アッバースィーファルド、エスハーグ・ジャハーンギーリー〔「建設の奉仕者」党の関係者〕、モハンマド・レザー・ラーフチャマニー〔連帯党最高評議会の議長〕、モルタザー・アルヴィーリー、エスマーイール・アクバリーの各氏を、国民信頼党の第8期国会選挙リストに加えた」。

 国民信頼党中央評議会の委員でもあるゲラーミー=モガッダム氏はさらに、同党のテヘラン選挙区用の30人リストのうち、10名の候補者(ラスール・モンタジャブニヤー、エブラーヒーム・アミーニー、エスマーイール・ゲラーミー=モガッダム、モハンマド・ゴンミー、ジャヴァード・アターアト、モハンマド・ジャヴァード・ハッグシェナース、マスウード・ソルターニーファル、アボルファズル・ショクーリー、レザー・ホッジャティー、及びナジメ・グーダルズィー)がすでに選出されており、先の5名の追加により、同党のテヘラン用リストの半分はすでに確定したことを明かした。同氏はその上で、「国民信頼党のテヘラン選挙区用30人リストのうち残る15名については、5名ずつ検討を行う予定だ。次に候補者として追加される5名については、早めに推薦を行う予定だが、国内で重責を果たした経験を持つ女性2名を充てることが決まっている」と強調した。

 他方、ISNAの報道によると、多くの政党・政治集団は現在、立候補者たちを各政党・政治集団が支持する党派連合に推薦するという形を取るのか、あるいは独立した形で候補者リストの作成を行うのかとは別に、立候補者たちの選定規準をめぐる議論をすでに始めている。

 現在一部の改革派グループは、サフダル・ホセイニー〔ハータミー政権時代の元経済財政相。イラン・イスラーム参加戦線〕、モハンマド・シャリーアトマダーリー〔ハータミー政権時代の元商業相。外交戦略評議会の委員〕、ハビーボッラー・ビータラフ〔イラン・イスラーム参加戦線〕、アブドルアリーザーデ、メフルアリーザーデ〔ハータミー政権時代の元体育庁長官。第9期大統領選挙の候補者の一人〕といった人物が国会選挙への出馬の意思を表明した場合には、彼らを党の公認候補として推す構えを見せている。

 〔「闘う宗教指導者会議」の〕評議会議長を務めるムーサヴィー=ラーリー〔ハータミー政権時代の元内相〕もまた、マジード・アンサーリー〔ハータミー政権時代の元国会担当副大統領〕やエスハーグ・ジャハーンギーリー〔ハータミー政権時代の元鉱工業相〕らが〔「闘う宗教指導者会議」の推薦候補として〕テヘランから出馬することが決まっていることを明らかにしている。

 連帯党(ハムバステギー)もまた、第8期国会選挙では改革派戦線と同一歩調を取る構えを見せており、統一リストの作成を強調している。同党はまた、自党が推す候補者を選定するにあたっては、社会の各層から候補を募る予定だとした。

 また医師会イスラーム協会も、同協会の有力者10名が掲載されたテヘラン選挙区用の候補者推薦リストを、すでに改革派連合本部に提出済みであるとのことだ。

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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:12296 )