アフマディーネジャード大統領、無能な高官の解任を指示
2007年10月30日付 Jam-e Jam 紙

【政治部】アフマディーネジャード大統領は閣僚及び全国の州知事らを一堂に会した合同会議の席上で、「早い時期に、州知事らに対して書簡を非公開で送付する予定だ。その中で、さまざまな機関に在職中の無能で無気力な責任者らの名前を発表するつもりである。州知事は名指しされた高官の名前を受け取り次第、彼らを解任しなければならない」と語った。

 メフル通信の報道によると、大統領はこの席上でさらに、「政府は第二期地方州視察訪問の際、各州の深部にまで分け入っていく予定である。閣僚らも各地方を訪問し、〔前回の地方州訪問の際に〕決定された事項〔がきちんと実施されているか〕についてフォローアップ調査を行い、〔必要に応じて新たな〕決定を下すことになろう」と述べた。

 マフムード・アフマディーネジャード大統領は州知事らに向けて、さらに次のように強調した。「州知事とは、政府の政策を州において実行する者のことである。予算を監督し、〔法律を施行するための〕文書を〔さまざまな部署と〕取り交わすのも、州知事の役目である。私はあなた方に、このような責務をきちんとこなしていただきたいと考えている。このことは各閣僚に対しても同じである」。

 大統領はまた、各州訪問の際に受け取った人民からの手紙を検討したことを明らかにした上で、「最後の州訪問を終えて約5ヶ月が経ったが、この間人民からの手紙をフォローするための作業グループが〔各地方に〕派遣された。これらの手紙をフォローするにあたり、一部の州機関はよい働きを見せたが、その一方で働きの悪い機関も一部には存在した」と指摘した。

 サイードルー政策実行担当副大統領:第9期政権は革命後の政権の2.5倍の開発実績を残している

 他方、サイードルー政策実行副大統領は、第9期政権が政権を担って以降、現在まで150億ドルの開発事業をイランで実施したとした上で、「この数字は、革命後イランで行われた開発事業の2.5倍に当たる。開発事業は公正かつ厳密な支出によって行われている」と胸を張った。



※訳注:2007年11月1日付エッテマーデ・メッリー紙2面に掲載された報道によると、アフマディーネジャード大統領は記者会見の席上で、1.「仕事ぶりが適切な高官」、2.「仕事ぶりを改めるよう警告の対象となる高官」、3.「仕事ぶりが不適切であり、酌量の余地もない高官」の三種類に高官を分けた上で、「3.」に当たる高官約40〜45名を解任する意向であることを明かしている。

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:12347 )