解放兵士の家族、抱擁を待ち望む
2007年11月05日付 Radikal 紙

開放された兵士の一部が家族に電話をした。家族は再会を心待ちにしている。

PKKが捕虜とした兵士の家族は、2週間不安の中で待機していたが、その不安が再会への興奮となった。

ガズィアンテプ県出身の兵士、イルファン・ベヤズさんの父親ハリル・ベヤズさんは、息子と携帯電話で話をした。ベヤズさんは、12時ごろ携帯電話が鳴ったと説明し、「『ハリル・ベヤズさんですか?あなたの息子さんにかわりましょう』と言った後、イルファンが電話口に出たのです。『私はとても元気です。安全な人たちと一緒にいます。また電話します』と言って、電話を切りました」と話した。

マルディン県出身のラマザン・ユジェさんのメルスィンに住む母親、45歳のファトマ・ユジェさんは、クルド語で嘆き悲しみ、「私の息子を救ってくれた人々に神のご加護がありますように。エルドアン首相にも神のご加護がありますように」と話した。

コンヤ県出身の兵士、フアト・バシュオダさんの母親、ゼイネプ・バシュオダさんも、「我が国に神のご加護がありますように。尽力してくださった皆様方にお礼を申し上げます」と述べた。

アウル県パトノスにあるオズデミル村に住む兵士イルハミ・デミルさんの父親のラビフ・デミルさんは、知らせを聞くと、「イルハミと心ゆくまで抱擁したい」と述べた。

デニズリ県出身のファーティフ・アタクルさん一家でもお祭り騒ぎとなった。アタクルさんもイルファン・ベヤズさんの様に家族に電話をした。母親のアイヌル・アタクルさんは、「もうこれ以上、血は流さないでほしい。母親たちが泣かなくてもよいように」と語った。

ハタイ出身のオズハン・シャバンオールさんの父親は以前、ロジテレビから電話がくると心臓発作を起こしたのだが、その父親59歳のバハッティン・シャバンオールさんは大変喜ぶ一方で、母フェヴズィイェ・シャバンオールさんは、「関係者が良い知らせを与えてくれるまでは喜べません」と話した。

ニーデ県出身の軍曹、21歳のメフメト・シェンクルさんのボル郡にある家では喜びの声が上がる一方、アダナ出身の専門軍曹ハリル・チャールさんのトゥファンベイリに住む家族も、興奮とともに再会を待ち始めている。

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( 翻訳者:山本裕一 )
( 記事ID:12352 )