アメリカこそイランの最大の敵
2007年11月05日付 Jam-e Jam 紙

 報道センターの報告によれば、学生や大学生、様々な階層の人々がアーバーン月13日(西暦11月4日にあたる)を記念して旧米国大使館前の通りに集まり、アメリカの強権主義にたいする闘争のシュプレヒコールをあげた。

 垂れ幕やプラカード、写真などを手にしたデモ参加者たちは、「世界の高慢に対する闘争の日」(米国大使館占拠記念日)を祝福し、〈イマーム・ホメイニーの路線を信奉する大学生〉の路線継続を強調した。

 揃いの服装をまとい、頭に鉢巻を巻いた参加者達は「アメリカに死を」「イスラエルに死を」「核エネルギーは我々の正当な権利だ」「知、力、国民の団結」などのスローガンを叫ぶと共に、ジョージ・ブッシュ大統領を模った人形に火を点けた。

 小・中・高校生に加え、様々な人々、特に大学生が参加したこのデモでは、米国大使館の占拠を支持する宣言書が学生たちによって読まれ、また、学生イスラム協会連合は米国大使館に向かって垂れ幕を取り付け、高慢な大国アメリカに対する学生たちの考えを表明した。

 この式典の終わりには、このデモの閉会宣言がなされた。参加者たちはこの閉会宣言においてもう一度、この日の記憶を尊重する事を表明しつつ、(アメリカが)制裁という使い古された武器を用いることを改めて非難した。宣言文にはこうある。

 「アメリカやその他の国際機関による制裁という誤った政策を続ける事は、イラン国民の意志を日に日に強固なものにしているだけである」。

 また、この宣言ではアメリカ政府首脳部のイスラーム革命およびイラン国民に対する敵愾心と並んで、米国政府のイスラーム諸国に対する明らかな内政干渉が非難され、更に、イランのムスリムはこの地域の安定と安全の確立を望んでおり、(この地域の)平和と安定を確保するためには、イラクやアフガニスタン、イスラム地域、特にパレスチナから占領軍の退出が必要であるということが宣言された。

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( 翻訳者:前川元 )
( 記事ID:12415 )