母親がチャルシャフ着用だからと子どもの治療拒否した医師、処罰へ(Zaman紙)
2007年01月12日付 Zaman 紙

5歳の子供の母親がチャルシャフを着用しているために治療を拒否した医師に懲戒処分が下されることが明らかになった。

イスタンブル県健康局は、ゼイネプ・キャーミル病院の小児科長であるアイス・サイ氏を、公務員にあるまじき振る舞いを行なったという理由により戒告処分に処し、処分の手続がとられた、と述べた。

2005年9月に、髄膜炎の疑いで来院したムハンメドくんを母親がチャルシャフを着用しているためにサイ医師が治療を行なわず、侮辱を受けたことが主張された。検察当局に当件を通知するため、イスタンブル県健康局も査問を開始した。

ムハンメドくんの母親であるソンギュル・エンギズの苦情で開始された査問の結果、アイス・サイ医師に懲戒処分が下された。同医師が「国家公務員という職にふさわしくない態度と振る舞いがあった」として戒告処分が下され、その手続がとられたのが明らかにされた。

苦情を申し立てた母親のソンギュルさんに宛てた、イスタンブル県健康局メフメト・バカル局長の署名を帯びた、2006年12月25日付けの書面では、「657号の国家公務員法125項に基づきアイス・サイ医師に相応の懲戒処分に処す」という表現が用いられていた。

サイ医師による他の事件も発覚した。サイ医師は、2006年3月に生後4ヵ月半の乳児を病院に受け入れず、死亡の原因になったことにより告発されていた。乳児ラビアちゃんの父親であるハリル・イブラヒム・ヤクプオールは、知事に提出した陳情書で、サイが服装を理由に子供を受け入れなかったことを明らかにした。




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( 翻訳者:近岡由紀 )
( 記事ID:4334 )