英語紙『トゥデイズザマン(Today’s Zaman)』発刊 -首相もお祝いにかけつける(Zaman紙)
2007年01月16日付 Zaman 紙

トルコの知的成果を世界に伝えることを目的とする『トゥデイズザマン(Today's Zaman)』紙が、壮大な式典とともに発刊された。
アンカラ・シェラトン・ホテルで行われた披露式典には、タイイプ・エルドアン首相やアブドゥッラー・ギュル外相を初めとし数多くの政治家、官僚、外交官、実業家、新聞記者らが参加した。式典でスピーチを行ったエルドアン首相は、「ザマン紙の皆様とここで喜びを分かち合うことができることをうれしく思います」と述べた。エルドアン首相は、「トルコが世界へ向けて発展するにあたり、このような説得力があり内容豊富な新聞が発行されることは私たちにとって更なる大きな力となるでしょう。」と述べた。
トルコがもはや「目標とされる国」であると示したギュル外相も、こういった意味でこの新聞が大きな役目を担うことになると語った。当紙『ザマン』の出版責任者エクレム・ドゥマンルは「国民は、質の高い新聞を読まない」という見方は、『ザマン』紙が掲げる編集方針のおかげでなくなるであろうと述べ、『トゥデイズザマン(Today's Zaman)』紙がトルコの声になり世界への架け橋となるであろうと語った。

その後演台に立った『トゥデイズザマン(Today's Zaman)』紙、出版最高責任者のビュレント・ケネシュは、地球上に存在する緊迫状態の大きな原因はコミュニケーション不足であると指摘した。トルコが自らの考えを表現することに遅れをとる限り、そこにできる空白は、悪意を持った周辺勢力によって埋められてしまうと述べたケネシュは、「トルコの現実を国際舞台に伝える『トゥデイズザマン(Today's Zaman)』紙は、単なる町のニュースや外交的出来事だけでなく、日々の全ての特色を映すでしょう。」と述べた。

フェザ新聞社グループの傘下で発行されることになる『トゥデイズザマン(Today's Zaman)』紙は、アンカラ・シェラトン・ホテルでの披露式典で読者に紹介された。エルドアン首相は数多くの閣僚らと共に式典に参加した。政治家、官僚、外交官や経済界の重鎮らも出席した。テレビタレントのエルカン・タン氏が進行を務めた式典は、新聞の役目を視覚的に説明した映画仕立ての映像で始まった。その後演台に立ったタイイプ・エルドアン首相は、新しい新聞が発行されるという喜びをザマン紙関係者とともに味わっていると述べたあと、トルコが世界にむかって発展するにあたり、説得力があり内容豊富な新聞が発行されることは政府にとって更なる力になると述べた。エルドアン首相は、「エクレム氏が私に初めて構想を示してくれた時、この日が来ると確信しました。今夜再び、明日発刊される新聞を見ましたが、願い期待した通りの新聞が出来上がっています。この事業に尽力した人すべてにお祝いを申し上げます。」と述べた。見通しがよく民主的な社会の為には、メディアで様々な意見が述べられることが重要であると述べたエルドアン首相は、『トゥデイズザマン(Today's Zaman)』紙をこうした枠組みにおいて、とても重要であると考えると述べた。エルドアン首相は、以下のように話した。「『トゥデイズザマン(Today's Zaman)』紙は、トルコのメディア界に新しい息吹をもたらす新たな豊かさを加えるでしょう。トルコを国内外から注目する外交官、国外から注目する外国の世論の為の新しい窓になるでしょう。『トゥデイズザマン(Today's Zaman)』紙にこうしたことを期待しています。」

エルドアン首相は、トルコはこの4年間で大きなイメージの変化を経験していること、しかし世界規模で知れ渡るにはまだ問題が残っていることを明らかにした。「問題があるということは、他の多くの社会にトルコへの先入観があることからわかります。」と言うエルドアン首相は、次のように続けた。「これほど我々が努力しているにも関わらず“私達はまだこんな所にいるのか”と言っています。『トゥデイズザマン(Today's Zaman)』紙は、きちんとした方針に基づく報道によってトルコとトルコ国民が正しく理解され、間違った先入観や陳腐な決まり文句を乗り越えることに貢献するでしょう。」




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( 翻訳者:新井仁美 )
( 記事ID:4366 )