■ イタリアで働くエジプト人労働者の枠が8000人に増加
2007年11月30日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP国内面
【ムハンマド・アル=アジュルーディー】
アーイシャ・アブドゥルハーディ移民・労働力相は、イタリア労働市場が必要とするEU諸国外からの労働者のうち、エジプト人労働者の枠を来年以降、7000人から8000人に増加させることにイタリア政府が同意したことを確認した。
大臣は昨日カイロで行われたクラウディオ・パチフィコ伊大使との協議の中で、非合法移民の制限について協力していくことが検討されたと述べた。これは2005年に調印された両国間の協定に照らして合法移民の枠を拡充することで、不法移民を制限しようとするものだ。この協定はイタリアへの出稼ぎを希望するエジプト人労働者の滞在・雇用・訓練・研修の整備に関する条文を定めたもので、すでに実施が始まっている。
さらに大臣は、イタリアで働くエジプト人労働者の数を3倍に増やすことを準備中であり、これらエジプト人労働者に関して求められる措置については治安機関に担当させるとの考えを明らかにした。
現地の新聞はこちら
( 翻訳者:勝畑冬実 )
( 記事ID:12583 )