国境の向こう側では軍事行動、こちらでは犠牲祭で肉が配られる
2007年12月21日付 Radikal 紙

イスラム民間支援諸団体は、越境軍事作戦の不安の中にいる東部および南東部の人々に犠牲祭の肉を大量に振舞った。諸団体は合計11万軒以上の家を訪問した。

イスラム民間支援諸団体は、犠牲祭を越境軍事作戦の不安の中で迎えている南東部および東部で支援活動を開始した。公正発展党の時代に「国民のための組織」として認知され、このように許可をとることなく、寄付や支援を集めることができるようになったイスラム支援団体の一つである「キムセ・ヨク・ム協会(KYMD)」は6万軒に、「デニズフェネリ協会(DFD)」は5万軒に犠牲祭の肉を配った。KYMDは、西部の実業家を犠牲獣の肉を配るために東部へ派遣する一方で、「イスタンブル国際同胞・協力協会(IBS)」もシュルナクやヴァンで肉を配った。
アブドュッラー・ギュル大統領は12月11日に承認したこれらの諸団体に、南東部および東部に支援を向けてくれるよう要請した。越境軍事作戦の不安の中で、犠牲祭を迎えているこれらの地域でもっとも幅広い支援は、フェトフッラー・ギュレンの組織であることを標榜するKYMDによりなされている。

フェトフッラー・ギュレンの呼びかけ

支援の嵐は、ギュレンが11月12日に行った、「東部および南東部の人々は、だれが価値ある人間かわかる人々である。その地で始まっている友情は、お互いに行き来することで深められるべきである。南東部の勇敢な人々を、「道を踏み外した人々」と同じように評価すべきではない」という発表の後、押し寄せた。協会の発表によれば、昨年2万6千であった支援対象家族が、今年は6万軒に増加した。こうしたなかイスタンブルからは2千人、イズミルからは110人の実業家および支援者が犠牲祭の肉を配るため、ディヤルバクル、バトゥマン、スィイルト、マルディン、シュルナク、カルスそしてヴァンへ派遣された。ディヤルバクルでは支援のため、この地への移住を余儀なくされた低所得者層が住んでいる地区が選ばれた。この協会のカフラマンマラシュとエルズルム支部も支援を行う一方、カフラマンマラシュ出身の実業家も、シィルトとハッキャーリの1万世帯に肉を配った。アズィズ・マフムート・ヒュダイ教団関連のIBSもこの機会に、6台のTIRトレーラーに十分な食料品と犠牲祭の寄付を積み込みシュルナクへ向かった。さらにシュルナクでは犠牲獣の肉を配った。DFDも5万軒に犠牲祭の支援を行った。

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( 翻訳者:石丸由美 )
( 記事ID:12711 )