アフラトキシンによりイラン産ピスタチオの輸出量が5万8千トン減少
2007年12月20日付 Jam-e Jam 紙

【ガズヴィーン―ジャーメ・ジャム記者】農業聖戦省寒冷地帯果実局長が述べたところによると、過去8ヶ月にわたり、6億9千万ドル(約788億円)相当11万1千トンのピスタチオが国外へ輸出されている。

アリーアクバル・ヤーサミー局長は、ガズヴィーンで行われた農業聖戦省ピスタチオ衛生向上会議で、「昨年は11億8千万ドル(約1347億円)相当17万1千トンのピスタチオが国外へ輸出された。今年はピスタチオにアフラトキシン毒素が発生していたため、輸出量は5万8千トン減少した」と述べた。

ヤーサミー局長は、現在イランのピスタチオは世界70カ国へ輸出されていると説明したうえで、「このように、イランは世界のピスタチオ園の67%を有し、最高級のピスタチオの生産量の60%を占めている」と付け加えた。

彼の述べたところによると、イラン産ピスタチオの最大の買い手はEU諸国であり、今年はアフラトキシン発生のため、これらの国々へのピスタチオの輸出量は減少している。

農業聖戦省寒冷地帯果実局長は次のように付け加えた。「ピスタチオ内アフラトキシン量規制のため、シャフリーヴァル月1日〔8月23日〕から、ヨーロッパ以外の国々への全ての輸出用ピスタチオが基準・産業研究所の衛生証明を受けることを義務付けられている」。

彼は、ピスタチオ生産における衛生原則の遵守と果樹園の管理がピスタチオの汚染減少の手段であるとしたうえで、「ピスタチオ生産管理ターミナルを設立し、ピスタチオを適宜このターミナルへ運ぶことで、この産品の汚染発生が防止される」と述べた。

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( 翻訳者:佐藤成実 )
( 記事ID:12731 )