トルコの貨物トラック車列、イラクで襲撃される―1名死亡、6名重軽傷
2007年12月30日付 Radikal 紙

イラクに荷を運ぶトルコの貨物トラック車列に対し、ドゥホク・ムスル間の幹線道路で地雷による攻撃が行われた。この攻撃で、1人のトルコ人運転手が死亡、6人が負傷した。
攻撃は、一昨日(28日)22時30分に、ドゥホク・ムスル幹線道路13キロメートル地点のヘイル・アラビ地域で実行された。イラク駐在のアメリカ合衆国部隊やいくつかの企業に新鮮な野菜や果物を運ぶ、60台の車からなるトルコ貨物トラック車列の帰路に、道の端の地雷が爆発した。この攻撃により、最初の発表によると運転手1人が死亡し、同じ会社で運転手をしている6人が負傷した。貨物トラックのうち2台は使用不可能な状態となり、4台は経済的損失を被った。負傷したユルドゥライ・アイタンさん、アリ・ヤヴズさん、シャバン・ビルメズさん、メフメト・ヤクさん、オメル・ユルドゥズさん、ムスタファ・アスランさんは、搬送されたドゥホクとムスルの病院で治療を受けた。

■「私の腕の中で息絶えた」
ザホで応急手当を受けた負傷者のユルドゥライ・アイタンさんは、他の車でハブル国境門からトルコへ帰国した。アイタンさんは、爆発時に前のトラックがくず鉄の山になったと明かし、次のように話した。「爆発の衝撃で私が乗っていたトラックのフロントガラスが割れた。私は顔に傷を受けたが、すぐに前にいたトラックに向かって走った。私は運転席の負傷者を外に出した。運転手は私の腕の中で息絶えた。6人の友人が傷を負った。事件から30分後しばしば武器の音が聞こえた」

■外務省:イラクの全体的な状況に起因する
外務省スポークスマンのレベント・ビルマン氏は、事件に関して次のような情報を明らかにした。「イラクに物資を運ぶトラックからなる車列が、地雷に衝突した。最初の情報から、事件がイラクの安全に関する全体的な状況に起因していることがわかっている。ムスルのトルコ総領事は、イラクとアメリカ合衆国の関係者と緊密な連絡を取っているところである」

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:12781 )