妻に火をつけ重傷を負わせた男、3ヶ月で出所
2007年01月25日付 Milliyet 紙

自分から別れを求めた妻を、息子の目の前でガソリンをかけて火をつけたギュンデュズは、約3ヶ月の拘留の後に釈放された。エリフ・ギュンデュズは「公正を求める」と言った。

 カドゥキョイで夫の暴力が原因で、自分から別れを求めた妻のエリフ・ギュンデュズを、息子の目の前でガソリンをかけて火をつけたテヴフィッキ・ギュンデュズは、約3ヶ月刑務所に拘禁された後、釈放された。今も治療を続けており、苦しんでいるエリフ・ギュンデュズは、「公正を求めます。彼は私を計画的に殺そうとしました。3ヶ月で釈放されてはおかしい」と述べた。

■死を免れた
 これは2006年9月25日に起きた事件で、6年間連れ添った夫でウエイターをしているテヴフィッキ・ギュンデュズに離婚を求め、別居していた主婦のエリフ・ギュンデュズは、ソウトリュチェシュメ駅でガソリンをかけられ火をつけられた。
 夫が息子に会いたいと言ってきたため、駅に来たエリフ・ギュンデュズは、ガソリンをかけられて火をつけられたが、近くにあった水溜りに飛び込んで助かった。
 死を免れたエリフ・ギュンデュズは、事件の後につらい治療を続けてきた。彼女は顔、背中、首に深いやけどの跡を残し、右の耳殻組織に重度のやけどを負ったが、最近退院した。しかしこの間にテヴフィッキ・ギュンデュズも刑務所から出所した。
 ある公的機関に保護されているエリフ・ギュンデュズは、夫が携帯電話に送ってきた「和解したい」と言うメッセージによって、また恐怖に満ちた日々をおくることになった。
 カドゥキョイ裁判所で離婚と損害賠償の訴えをおこしたギュンデュズは、「私が生きていられるのは、運と偶然です。この件は単純な傷害事件ではありません」と述べた。
 検察は事件に関しまだ公訴していないが、エリフ・ギュンデュズの体の傷は傷跡が残るほどのものだということがはっきりとした後で、公訴に踏み切ることが明らかにされた。

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( 翻訳者:佐藤淳也 )
( 記事ID:4452 )