凍死した大金持ちの乞食―トルコ全土に寒波、凍死者あいつぐ
2007年12月25日付 Milliyet 紙
スィヴァスのハフィク郡にあるイェニキョイ村に住んでおり、乞食生活を送っていたことが明らかになったカズムジェイランさん(63歳)は、村はずれで凍死した。ジェイランさんの遺体は、村の近くの農地で発見された。ジェイランさんの銀行口座には6万リラ(約560万円)あったことが明らかになった一方で、自宅にもタバコの包み紙で覆われたおよそ1万リラ(約93万円)のお金が発見された。
また同じくハフィク郡に属するアダムル村在住で精神に異常をきたしていたとといわれるアイギュルポラトさん(34歳)も、寒波のために凍死した。ポラトさんの遺体は朝、村で一緒に生活している母親によって馬小屋の戸の前で発見された。ポラトさんは夜に母の知らないうちに外出して、家の中に入ることができず凍死してしまったという。
カイセリのデヴェリでも、40キロの距離にある街の市場へ歩いて行くつもりだったムスタファ・ユルマズさんは道に迷ってしまい、凍死した。ユルマズさんの遺体は、同じく凍死寸前で救出された友人の通報により発見された。
ゾングルダクのエレーリ郡でも、12月19日に行方不明となった障害者のエルカン・ヤマネルさん(13歳)の遺体も見つかった。タシュカザンの小川の端で遺体が発見されたヤマネルさんは家を離れた後、凍死したとみられる。
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( 翻訳者:智原 幸穂 )
( 記事ID:12806 )