7項目からなる「包括的改革派プログラム」策定される
2008年01月05日付 Jam-e Jam 紙

 改革派連合プログラム作成委員会の委員長は、7項目からなる「包括的改革派プログラム」が策定されたことを明らかにした。同委員長は、「このプログラムは今後4年間における第8期国会での改革派の活動方針を示すものになるだろう。それは改革派の今後の方向性、思想、及びアプローチを明らかにするものだ」と語った。

 ハビーボッラー・ビータラフ委員長は記者会見でさらに、「これまでの選挙で改革派が〔自らの活動の〕目標、戦略、及び候補者の選定基準について策定してきた方針は、改革派間で同一歩調を実現する際の基礎となってきた」とした上で、次のように語った。「第8期国会選挙では、さらにもう一歩踏み込むことになった。第8期国会向けの改革派プログラムが策定されたのも、その一環である。またわれわれは、改革派の基本的戦略として、《同一歩調戦略》〔の策定〕も視野に入れている」。

 「われわれが《プログラム》と呼んでいるものは、第8期国会で改革派が目指す目標や戦略、〔政策の〕優先順位などの総体のことである。このプログラムは、第8期国会での改革派の活動を示す看板のようなものだ」。ビータラフ委員長はこのように付け加えた。

〔中略〕

 ビータラフ委員長は《包括的改革派プログラム》の骨子として、・イランの進歩と発展、・国民の安心と福祉、・国際社会におけるイランにとってふさわしい地位の獲得、・国政における国民の政治的・社会的参加を通じたイスラーム共和国体制の強化、などを挙げた上で、「改革派運動は理性、倫理、奉仕に基づいている。われわれのライバルたちが語る改革主義ではなく、改革派自らが語る改革主義の定義に注目してほしい」と訴えた。

 ビータラフ委員長はまた、「われわれは急進的、非科学的、非実践的な運動を控えている。改革派と他の党派との違いはここにある。間違いなく、このプログラムは今後4年間の国会における改革派の活動の指針となるだろう。それは我が国における改革派の方向性、思想、アプローチを示すものである」と付け加えた。

 〔中略〕

 ビータラフ氏はさらに、7項目からなるこのプログラムはそれぞれ、〔改革派の総体的な〕目標、及び社会、経済、学術・文化、政治・外交、安全保障・国防、司法・行政の各問題〔に対する改革派のアプローチ〕について説明するものとなっているとし、「改革派のプログラムは国政上の問題全体、及びイスラーム共和国体制が抱える重要問題をカバーするものとなっている。これはプロパガンダのためのものではなく、むしろすべての改革派の活動を規定する基本綱領のようなものである」と述べた。

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:12807 )