エジプト、価格高騰の石油製品に替わり天然ガスを工場・家庭へ
2008年01月04日付 Al-Ahram 紙

■ 大カイロ圏の各住宅に天然ガスを供給

2008年01月04日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

 アフマド・ナズィーフ首相は、サーミフ・ファフミー石油大臣に対し、大カイロ圏行政区域内の全住宅に速やかに天然ガスを供給するよう指示を出した。これは世界的な価格高騰を受け、これらの地区からプロパンガスを一掃する目的をもって行われる措置である。

 同じ頃、エジプト産業連合の建築資材産業室は、重油およびその関連商品の高騰を受けて、煉瓦・セメント・耐火材の生産工場に対し、速やかに天然ガスを供給するよう求めた。ワリード・マフムード・ガマールッディーン室長は、昨日の記者会見で、最近の重油価格の高騰は次期の建築資材・塗料の大半に価格上昇をもたらすだろうと指摘した。

 一方、ハサン・ユーヌス電気・エネルギー相は、重油はエジプトの電力生産において20パーセントしか使用されていないことから、重油価格高騰は電気消費者に影響を与えないと強調した。

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( 翻訳者:勝畑冬実 )
( 記事ID:12830 )