逮捕のディヤルバクル・テロ実行犯の供述「組織は自分をほおりだした」
2008年01月13日付 Yeni Safak 紙
ディヤルバクルを血に染めた爆弾テロを実行したエルダル・ポラトは、爆発の後、事件を起こしたテロリストらと計画どおり決められた場所に行ったが、誰も自分を迎えに来なかったと述べた。
ディヤルバクルで死亡6人、負傷者67人を出した爆弾テロの実行犯エルダル・ポラトは、裁判所での供述でテロ組織PKKがどれほど脆弱であるかを明らかにした。爆破犯ポラトは、事件をどのように計画したかを詳細に説明する一方で、事件の後、事件を起こしたテロリストらと計画したとおり決められた場所に行ったが、だれも彼を迎えに来なかったと述べた。
■仲間が確認
供述の中でエルダル・ポラトは、デイヤルバクルで新たな事件を起こすことが決定され、そのために「ハジュ」というコードネームの人物がポラトをディヤルバクルに連れて行ったことを明らかにし、次のように語った。
「実行される行為の内容を私達は郊外で決めた。ハジュは私に金を与えて、犯行に使うため、車を買う必要があると言った。私は持っている金で買える車を買った。その後、郊外のリジェで「ハジュ」や私と一緒に武装闘争を行った「ルズガル」というコードネームの仲間とハジュが私のそばに来て、車を調べた。「ハジュ」は自分の車の中から、テロ行為に使用される爆弾を出し、私が買った車に乗せた。私は砂糖を混ぜ溶かした肥料とC-4爆薬、さらに先に爆弾が付いた仕掛けを、購入した車にのせた。ルズガルは準備した仕掛けの起動方法を私に説明した」
■バスを見て、爆破させた
ポラトは、その次の日、爆発が起きた場所に近い地点に車を持って行き、「ハジュ」と一緒にテロ行為のために下見をしたと述べ、こう語った。
「ハジュは車を事件現場に置いたと言った後、彼らが私への連絡用に使う電話と爆弾のリモコンを私に手渡した。ルズガルが私に電話をしてきて、「準備をしろ、バスが来る」と言った。バスを見たので、リモコンのボタンを押した。大きな爆発が起こり、その後、歩いて事件現場から離れて兄の家に行った。一部始終をテレビで見た後、再びリジェにあるキャンプに行くために、決められていた墓地の近くに行った。しかし、誰も来なかった。次の日再び行ったが、また誰も行き来する者はいなかった。その間、親戚の家に滞在し、3日後に捕まった。後悔はしていない」
■1人は尋問中、7人は刑務所
爆破犯エルダル・ポラトは、検察での供述後、移送先の時間外当番の裁判所で逮捕された。当番裁判所に出廷させられた容疑者のうち、L.P.は釈放された一方で、 襲撃を実行したエルダル・ポラトと、彼を助けかくまったİ.P、N.P、F.P、M.P、A.T、そしてF.Aが逮捕された。
事件関連でもう1人の容疑者が捉えられたことと、尋問が完了したところで裁判所に移送されることが明らかになった。
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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:12873 )