第8期国会選挙の立候補登録、終了する
2008年01月12日付 E'temad-e Melli 紙

 第8期国会選挙の立候補者登録受付最終日、テヘラン州をはじめとする国と州の選挙実施本部は忙しい一日を過ごした。ここ2日間、週末の休みと寒波にもかかわらず、テヘランの立候補者登録所は熱気に包まれ、多くの著名な政治関係者らが選挙実施本部を訪れては、立候補登録を済ませていった。

 登録受付の期限が正式に終了すると同時に、選挙実施委員会は立候補者らの資格の審査を開始した。結果はバフマン月1日〔1月21日〕に発表される見通しだ。

 本稿編集時までに届いた報告によると、この2日間で立候補登録を済ませた著名な改革派系の政治関係者は、以下の通り。ベフザード・ナバヴィー〔イラン・イスラーム革命聖戦士機構(以下IRMO)、革命初期より活躍する重鎮。第6期国会では一時副議長も務めた〕、モスタファー・タージザーデ〔イラン・イスラーム参加戦線(以下IIPF)、元内務次官〕、モハンマド・サラーマティー〔IRMOの総書記〕、モフセン・アールミーン〔同じくIRMOの主要党員〕、モルタザー・ハージー〔IIPF、1997年の第7期大統領選挙で、ハータミーの選挙事務所の所長を務めた〕、ナジャフ・ゴリー・ハビービー、アリー・ショクーリーラード〔IIPF〕、エリヤース・ハズラティー〔イラン・イスラーム連帯党、国民信頼党〕、エブラーヒーム・アミーニー〔国民信頼党〕、ファーテメ・キャッルービー、アボルファズル・ショクーリー〔国民信頼党〕、アブドッラー・ナーセリー、ジャミーレ・キャディーヴァル〔イスラームの自由な解釈を唱道し、「法学者の統治」論を批判する著名なウラマーのモフセン・キャディーヴァルの妹〕、アーザル・マンスーリー、ゴラーム・レザー・ヘイダリー、ハミード・レザー・ジャラーイープール〔IIPF〕、アリー・レザー・ターベシュ〔IIPF〕、ラジャブ・アリー・マズルーイー〔IIPF〕、シャフルバーヌー・エマーミー〔連帯党〕、アフマド・ホッラム〔元道路運輸相〕、ヌールッディーン・ピールモアッゼン、モハンマド・アリー・ソブハーニー、モハンマド・サーデグ・ジャヴァーディー=ヘサール〔国民信頼党〕、ビージャン・シャフバーズハーニー、ゴドラトッラー・アリーハーニー、ハサン・ランジバル、アリー・アスガル・ホダーヤーリー。

 また、マフムード・ミールロウヒー〔連帯党、元内務次官〕、シャハーボッディーン・タバータバーイー、マジード・ファラーハーニー、アフシーン・ハビーブザーデ、レザー・ホッジャティー〔国民信頼党〕、アクバル・アアラミー、ハサン・ユーネスィー〔ハータミー政権時代に情報相を務めたアリー・ユーネスィーの息子〕、アリー・エシュラーギー(イマーム・ホメイニーの孫)、エブラーヒーム・アスガルザーデ〔連帯党〕、キャスリー・ヌーリー、アフマド・ペゼシュキヤーンといった改革派系著名人も登録を済ませた。

 対する原理主義派のメンバーで立候補登録を済ませたのは、以下の通り。モハンマド・ナビー=ハビービー、ゴラーム・アリー・ハッダード=アーデル〔現国会議長〕、アフマド・タヴァッコリー〔国会調査センター所長〕、サイード・アブーターレブ、モハンマド・アリー・ラーミーン〔アフマディーネジャードの顧問の一人、アフマディーネジャードの「ホロコーストは神話」発言はこの人物の教唆によるものといわれている〕、アリー・ファッラーヒヤーン〔元情報相〕、アリー・アクバル・パルヴァレシュ、エリヤース・ナーデラーンアサドッラー・バーダームチヤーンイスラーム連合党の重鎮〕、モハンマド・コウサリー、アリー・レザー・ザーカーニー、ハミード・レザー・カートウズィヤーン、アブドッレザー・ラフマーニー=ファズリー、ロトフォッラー・フォルーザンデ、エラーへ・ラーストグー、シャハーボッディーン・サドル〔イスラーム医師会総書記〕、モハンマド・レザー・バーホナル〔現国会副議長〕、ザーレイー、ホセイン・フェダーイー〔イスラーム革命献身者協会〕、アリー・モタッハリー

 ところで、国家安全保障最高評議会書記を辞任し、政界に復帰するのか否かが取り沙汰されていたアリー・ラーリージャーニー氏が、原理主義派の著名人物の一人として、昨日正式にテヘラン選挙区から立候補したことが分かった。

 さらにこれらの改革派・原理主義派以外にも、モハンマド・タヴァッソリー、ゴラーム・アッバース・タヴァッソリー、アボルファズル・バーザルガーン、バニー・アサディー〔いずれも1979年の革命に大きな役割を果たし、革命後のメフディー・バーザルガーン暫定政権の中核をなしたイラン自由運動の活動家。「法学者の統治」論を批判し、政教分離を主張〕らも、立候補登録を行った。

〔中略〕

 アリー・レザー・アフシャール内務次官によると、これまで海外11カ国から13名のイラン人がイランの代表事務所を訪れ、第8期国会選挙への立候補届を提出したという。「サウジアラビア、ロシア、シリア、フランス、デンマーク、ドイツ、スウェーデン、フィリピン、フィンランドからそれぞれ1名、ノルウェーとトルコから2名が各地のイラン大使館に赴き、立候補登録をした」。

 アフシャール次官はさらに、次のように強調した。「これまでに、宗教少数派としてアッシリア人キリスト教徒、ユダヤ教徒、ゾロアスター教徒、北部アルメニア人キリスト教徒9名が、第8期国会選挙に立候補を表明、テヘラン州の選挙実施本部に赴き、登録を済ませた」。同次官はまた、「エスファハーン州が立候補登録地である南部アルメニア人キリスト教徒3名も、インターネットを通じて立候補登録を行った。彼らの立候補が確定するのは、必要書類を提出してからになる」と付け加えた。

 同次官はその上で、「選挙登録受付初日から〔最終日である〕金曜日までに、4140人が全国の選挙実施本部に出向き、第8期国会選挙に立候補登録を行った」と語った。アフシャール次官によると、このうち252名が女性、3888名が男性であり、テヘラン選挙区で立候補登録を確定させた人は、そのうち779名であったという。

〔後略〕

Tweet
シェア


現地の新聞はこちら
関連記事(第8期国会選挙立候補届の受付初日、464名が立候補届を提出)

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:12884 )