【アレフ】イラン・イスラーム共和国は2006年度、石油・ガスの輸出収入の観点から見た場合、世界の主要石油・ガス輸出国14カ国の中で第6位に位置しており、国民一人あたりの収入という観点からは、第13位であったことが分かった。

　国際通貨基金、及びアメリカ情報機関報告書などが2006年の世界のエネルギー事情について発表した統計によると、同年の石油・ガスの輸出収入ではサウジアラビア、ロシア、ノルウェーが1位から3位までを占め、それぞれ1956億ドル、1908億ドル、757億ドルであった。また国民一人あたりの石油・ガスの輸出収入という観点から見た場合、アラブ首長国連邦、カタール、クウェートが1位から3位までを占め、それぞれ27000ドル、24300ドル、23300ドルであった。

　この報告書はまた、次のように付け加えている。「人口が比較的少ない石油・ガス輸出国のグループは、極めて高い一人あたりの石油収入に依拠して、さまざまな消費財を輸入することができる。十分な輸出向けの石油資源を享受する限り、自らの富を売ることで高い福祉が実現可能だ。しかし人口が多く、石油・ガスの輸出収入に輸出収入の多くを依存している石油・ガス輸出国のグループは、自らの余剰石油収入を極めて慎重に使うことが必要となる。このことは世界における石油価格が高騰している時に、特に当てはまる」。

国名	2006年の石油・ガスの輸出収入（10億ドル）	2006年の一日あたりの石油輸出量（100万バーレル）	人口（100万人）	一人あたりの石油・ガス収入（ドル）
サウジアラビア	195.6	8.8	21.4	9140（ドル）
ロシア	190.8	7.4	142.9	1335
ノルウェー	75.7	2.3	4.6	16456
UAE	70.2	2.2	2.6	27000
ベネズエラ	60.3	2.4	25.7	2346
イラン	60.1	2.4	69.2	868
クウェート	55.9	2.3	2.4	23292
アルジェリア	53.3	1.7	32.9	1620
ナイジェリア	48.5	1.9	131.9	367
リビア	38.3	1.3	5.7	6719
キルギスタン	24.6	1.5	15.2	1618
カタール	21.9	0.1	0.9	24333
オマーン	16.4	0.7	3.1	5290
バーレーン	9.4	0.0	0.7	13428

Tweet

現地の新聞はこちら
関連記事（インフレ率、17％を超す：中央銀行総裁が発表）

　同じジャンルの記事を見る

（ 翻訳者:斉藤正道 ）
（ 記事ID:12891 )