宗務庁長官、政界をにぎわすスカーフ論争に苦言
2008年01月18日付 Milliyet 紙

宗務庁長官のアリ・バルダクオール教授は、スカーフ論争の過程で政治家たちを警告した。
バルダクオール長官は、政治家たちがスカーフを「自由の領域」とみなし、議論して解決できると信じていると述べ、「解決しないという選択肢も政治家にはあります。成熟した社会の心理により政治・社会的危機という結果を受け入れる、または埋め合わせをする、つまり肯定的または否定的な結果を計算に入れることは政治家の責務です」と語った。

バルダクオール長官は、次のように話した。
「身体を覆うことは、ムスリムであるために絶対必要な条件ではありません。イスラームにおいてスカーフは、議論するまでもなく明らかです。しかしながらスカーフを着用するかしないかは、個々人の判断に委ねられているのです。

政治家や官僚は、我々が青写真を描いた宗教的な諸事が、公共の法律や憲法にどう反映させるのかについて決定を下します。これを自由の領域として見なすのか見なさないのか、社会の安定、団結をどうしたら得られるのか、彼らはこれを議論すべきなのです」

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( 翻訳者:岩根匡宏 )
( 記事ID:12925 )