国会議員でシェイハンル部族長のエユプオール、盛大な孫の割礼式開催
2008年01月20日付 Hurriyet 紙
シャンルウルファで2人の妻に18人の子供と67人の孫を持つシェイハンル部族長である65歳のセイート・エユプオール無所属国会議員は、孫のために15万YTLもの費用をかけて盛大な割礼式を開いた。割礼式ではドル紙幣が飛びかい、参加者は金の飾りを競ってプレゼントした。
最初の妻ゼリハの長男であるアブドゥッラフマーン・エユプオール氏の息子で祖父の名を継いでいる11歳のセイート・エユプオール君のためにデデマン・シャンルウルファホテルで割礼式が開かれた。
式にはシャンルウルファの市長である公正発展党AKP党員のアフメト・エシュレフ・ファクババ、カラキョプリュ町長であるAKP党員のアフメト・ギュゼル、シャンルウルファ弁護士会会長ムスルム・アカルンなどおよそ500人が招待された。15万YTLもの費用がかけられたとされる式にはイスタンブルから歌手も呼ばれた。トルコ語とクルド語の曲が歌われると盛り上がった招待客はステージに登って踊った。最新モデルの車でやって来た招待客の女性たちの同地方の伝統衣装が目を引いた。式では、歌手たちや、踊っているセイート君に向かってドル紙幣が投げられた。
■ オスマン・ブジャックがキルヴェに
およそ1万人から成るシェイハンル部族の族長であるセイート・エユプオールも孫の割礼式で踊り明かした。ステージでハライを踊った議員は面白いステップを踏み、プロの民俗舞踏家たちよりも秀でていた。踊りの一団の長としてハライを導いたエユプオールの頭上にもドル紙幣が舞った。5人の係りは腕の中一杯に紙幣を集めるのに苦心していた。
ブジャック部族の一員であるシャンウルファ・デデマンホテルの経営者のオスマン・ブジャックもセイート・エユプオール君のキルヴェ(※)となった。
招待客たちは互いに競ってプレゼントの金の飾りをエユプオール君に付けた夜、6年生の少年のシャツは共和国金貨、ドル紙幣、100YTL紙幣で一杯になった。客人には子羊のかまど焼き、ボスタナサラダ、挽き肉詰めの揚げ物、オードブルの料理とアルコール、ソフトドリンクの飲み物が振舞われた。
(※)キルヴェ:割礼を受ける子供のために費用を請け負い、割礼を受ける間も子供を腕に抱いて手と腕をとる役割がある。生涯その子供を父親のように見守ることになる。
現地の新聞はこちら
( 翻訳者:田林玲 )
( 記事ID:12935 )