ゲラーミー=モガッダム「国民信頼党の立候補者のうち70パーセントが立候補資格得られず」
2008年01月23日付 E'temad-e Melli 紙

【ISNA】国民信頼党のスポークスマンを務めるゲラーミー=モガッダム氏は改革派、特に国民信頼党から出馬した多くの立候補者たちの立候補資格が選挙実施委員会によって認められなかった問題に対し、キャッルービー総書記をはじめとする同党党員が懸念を募らせていることを明らかにした上で、「われわれが得た数字・情報によると、我が党から出馬した70%以上の立候補者たちが立候補資格を認められなかった」と指摘した。

 エスマーイール・ゲラーミー=モガッダム氏はさらに、「さまざまな選挙区で、革命に参加し、経験と信仰心をともに備えた人物が立候補資格を得られなかった」と語った。

 同氏はその上で、我が党から立候補しながらも立候補資格が認められなかった人物として、エスファハーン選挙区のキヤーンエルスィー氏、エスファラーイェン選挙区のアッバースィーファル氏(第一期・第二期国会の議員で、護憲評議会の一般法学者委員。さらに最高指導者専門家会議の議員を一期務めた)とセイエド・レザー・ノウルーズザーデ氏、ハルハール選挙区のモラッヴァティー氏、アルダビール選挙区のジャヴァーディー氏、マシュハド選挙区のジャヴァーディー=ヘサール氏らの名を挙げ、さらに次のように述べた。「これらの人物はいずれも、国会議員としての経験を何年にもわたって重ねてきた人物である。例えばキヤーンエルスィー氏などは、革命闘争の時代イマーム・ホメイニーのお側にいた人物だったのである」。
〔※訳注:護憲評議会は6名のイスラーム法学者と6名の一般法学者からなる。また、最高指導者専門家会議は最高指導者を選出し、その活動をチェックする評議会で、イスラーム法学者以外で同会議に立候補できる人物はきわめて限られている〕

 ゲラーミー=モガッダム氏はさらに、テヘラン選挙区でも同党から出馬した立候補者のうちのかなりの数が、立候補資格を認められなかったと指摘した上で、「われわれに届いた報告によれば、全体として、我が党から出馬した立候補者の70%以上が立候補資格を認められなかったようだ。われわれはこの問題を強く憂慮する」と語った。

 ゲラーミー=モガッダム氏はその上で、立候補資格の再審において監督委員会が法に基づいた行動を取ることを希望すると述べ、さらに「競争のある選挙の開催へ向けて、監督委員会が行動を起こすことに期待したい」と語った。

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:12959 )