キュタフヤ近郊で鉄道脱線事故、9人死亡
2008年01月27日付 Hurriyet 紙

パムッカレ急行が、キュタフヤ近郊で脱線、横転した。最初の説明によると、スピードを出して進入したカーブで凍結のため列車が横転し、5つの車両に乗っていた約450人の旅行者のうち9人が死亡、多数のけが人が出た。死者はまだ増える恐れがある。

ハイダルパシャーデニズリ間を結ぶため昨日17時35分にイスタンブルを出発した11442便パムッカレ急行は、今朝2時頃にキュタフヤのチョウルレル駅とデミリョズ駅の間で脱線した。チャト峡谷地域で極端な寒さのため急カーブの線路が凍結しており、機関車に続く5つの車両が次々と横転、乗客は一瞬で生死に直面した。牽引されていた車両の乗客たちのうち幾人かは自力で脱出した一方、怪我をした多くの乗客は車両に取り残された。

■死者数増加の可能性も

キュタフヤ市の中心から20キロメートル、キュタフヤ・アフヨンカラヒサル間の高速道路から10キロメートルの事故現場に救助、消防、医療のチームが急行した。事故現場の気温がマイナス12度で、到着したチームは救急車で負傷者をキュタフヤとアフヨンカラヒサルの病院に搬送し始めた。

血の海となっていた車両から9人の遺体が運び出され、死体保管所に運ばれる一方、残骸の下から死体が見つかり、死者数が増えうることが明らかにされた。

事故から無傷で救出された乗客たちは、キュタフヤ自治体のバスで市の中心部に運ばれた。

事故の後トルコ国鉄総局に設けられた緊急本部は、キュタフヤ自治体と協力して救出活動を行った。キュタフヤのシュクリュ・コジャテペ知事とトルコ国鉄のスレイマン・カラマン総裁も事故現場に来て活動を指揮した。

■知事:破壊活動の可能性は少ない

シュクリュ・コジャテペ・キュタフヤ知事は事故現場で説明を行い、凍るような寒さの中、救出活動と鉄道復旧の努力を絶えず続けていると述べた。
コジャテペ知事は、破壊活動の可能性は少ないとしても、軍警察がこの方向で調査を行っていることを明らかにし、トルコ国鉄責任者が自分たちに列車が「クルプに入った時」横転したと述べたと説明した。鉄道員たちは、急カーブのことを「クルプ」と言っている。

■線路は凍結していた

事故当時気温がマイナス12度まで下がっていたため、チャト峡谷の「急カーブ」で線路が凍結していたことが車両横転の原因となった可能性もあるということが述べられた。

事故現場に最初に到着した近くのアヒ村の住民は、凍死しそうになっていた多くの人を救助したと述べた。村人たちは、列車がチャト峡谷の先の谷の急カーブで横転したことを明らかにし、天気がよくても列車がこの地点でスピードを落としていると述べた。

■赤新月社から援助

事故現場に赤新月社によって毛布と医療品が運ばれた。事故現場の人々に朝ポアチャが配られた。

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:12993 )