キャッルービー、ラフサンジャーニー、ハータミーの三者が会合
2008年01月28日付 E'temad-e Melli 紙

【政治部:アーザーデ・モハンマド・ホセイン】先の土曜日、キャッルービー、ラフサンジャーニー、ハータミーの三人の政界の古老が会合を開き、〔第8期国会選挙での〕資格審査の結果や〔今後の〕改革派の運動のあり方について話し合ったことが分かった。

 この三者会合は、ハーシェミー=ラフサンジャーニーがホストを務め、セイエド・モハンマド・ハータミーとメフディー・キャッルービーがゲストとなる形で、ラフサンジャーニー公益判別評議会議長の自宅で行われたもので、キャッルービーの呼びかけがきっかけで実現した。三人の政界の古老はこの三者会合で、第8期国会選挙へ向けた改革派の運動方針について検討を行ったという。

 国民信頼党のメフディー・キャッルービー総書記は、この会合について次のように述べている。「随分前から、様々な政治的傾向をもった革命勢力、特に改革に共感を示している人々から、小生とハーシェミー氏、そしてハータミー氏の三者による会合の実現を望む声が上がっていた。彼らはこのような会合の開催と継続が、法律に沿った形で問題の解決方法を見つけ出すことに有効だと強調していた」。

 キャッルービーはメフル通信に対し、さらに次のように語っている。「選挙実施委員会による資格審査の結果が公表され、〔改革派から〕大量の失格者が出たことで、自然とこのような三者会合の開催を求める声が強くなった。一部メディアで、非現実的かつ過激な内容が報じられたこともきっかけとなって、小生がハータミー氏とともに昨晩(土曜日の夜)〔ラフサンジャーニーに〕電話連絡をし、ついにハーシェミー〔=ラフサンジャーニー〕氏の自宅で〔三者による〕初めての会合が開かれた」。

 キャッルービー国民信頼党総書記によると、この会合の冒頭、〔改革派が〕直面する諸問題や一部立候補者が立候補資格を認められなかった原因について、情報交換が行われたという。その上でキャッルービーはこの会合の最終的な結論について、「まず最初にわれわれが一致したのは、全てのグループにとって第8期国会選挙への積極的な参加は義務であり、国民が最大限投票所に足を運ぶよう彼らは環境作りに励まねばならない、という認識である」と述べ、さらに次のように続けた。「イスラーム共和国体制に反対する外国の敵や反革命勢力は、国民から選挙への関心を奪おうと考えている。それゆえ三者は、われわれは皆、選挙やそれに関わる全過程に積極的に参加し、革命に悪意をもつ人々の陰謀を打ち砕かねばならない、という認識で一致した」。

 キャッルービーは「選挙に対する国民の希望を維持し強化することは全ての政治勢力、特に改革派の責務である」とした上で、可能な限り多くの国民が参加する熱気に溢れた選挙を実現させることが喫緊の課題であり、そのためには革命に忠実なすべての主義・主張がバランスよく、最大限競い合うような状況をつくり上げるべく、われわれは努力しなければならないと強調した。

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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:13016 )