エスキシェヒルで違法駐車対策、「ここに駐車する人は、牛と同じですよ」
2008年02月01日付 Yeni Safak 紙

 近年、車両台数の増加傾向に伴って問題となっている違法駐車について、エスキシェヒルの担当責任者らは風変わりな対策を打ち出した。

 入手した情報によると、県知事府と広域都市自治体、県警は、都市部を中心に問題とされている違法駐車の対策に乗り出した。

 エスキシェヒルでの車両台数は、2002年に12万台を超え、昨年は16万台に到達した。この増加傾向に伴い、担当責任者らは所定の場所への駐車を促し始めた。県知事府は違法駐車をして交通を妨げ、他人の迷惑となるドライバー向けに指導・警告書を作成した。

 出版や放送を介して問題の解決策を模索する県知事府は、県警内交通部門の助力を仰ぎ、都市で「交通渋滞緩和キャンペーン」を開始した。

 県知事府は、このキャンペーンで主に幹線道路に違法駐車をするドライバーをその場で直ちに罰すると警告し、ドライバーに駐車場を使うよう呼びかけている。交通警察は、8月のみで、違法駐車が判明した2千台のドライバーに約8万新トルコリラの罰金を科した。広域都市自治体も道路での違法駐車に起因する諸問題を示したポスターを作成し、それぞれの地区の掲示板に掲示した。

■駐車禁止の意味が分からない

 広域都市自治会体は、違法駐車解消の最終手段として、警告文や交通ルール・交通標識が書かれた牛のモニュメントを設置した。

「私は牛です。どこでも自分の好きなところに止ります」「駐車禁止?どういう意味?」「交通ルールを守らない人は私の仲間です」といった言葉が書かれた牛のモニュメントが、違法駐車の多い地区に設置された。

 警告書の作成、交通渋滞緩和化キャンペーン、ポスター、牛のモニュメントによって違法駐車を解消しようとする担当責任者は、ドライバーにもっとこの問題に注意・関心をもって欲しいと話す。

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( 翻訳者:永井ひとみ )
( 記事ID:13030 )