離婚訴訟の法廷に、妻ではなく、愛人を連れて出廷!
2008年02月07日付 Milliyet 紙

ブルサで離婚訴訟を起こしたアフメト・カラダール(28)は、偽の身分証明書を用意し、愛人であるデニズ・Vを妻として裁判に連れていった。虚偽に気づいた裁判官は、二人を刑務所へと送った。
 広告代理店で写真家として働くカラダールは、デニズ・Vという若い女と知り合うと、2年間連れ添った妻シャズィイェ・カラダール(27)との離婚を決めた。しかし妻は離婚の要求を断った。
 家を出て愛人であるデニズ・Vと同棲するカラダールは、家族手帳のコピーと請願書を裁判所に提出し、「極度の不仲」を理由に離婚訴訟を起こした。カラダールは妻と別れるために最大限の努力を尽くしたが説得することはできず、妻の名前で、愛人の写真が貼り付けられた偽の身分証明書を用意した。ブルサ県第一家庭裁判所で妻に知られずに離婚することを計画していたカラダールは、裁判に愛人を妻として連れてきた。

■写真が合わない

 しかしアフメト・カラダールの悪巧みは、ハサン・ヒュセイン・セイメン裁判官が、家族手帳のコピーにある女の写真と裁判に出席した女が似ていないと疑いを持ったことにより明らかになった。身分証明書も偽造であることを知った裁判官は、カラダールとデニズ・Vの二人を「裁判所における偽証と公文書偽造」の罪で逮捕した。

 

Tweet
シェア


現地の新聞はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:上田悠里 )
( 記事ID:13080 )