イラン人研究者ら、胚性幹細胞(ES細胞)からマウスの作製に成功
2008年02月10日付 E'temad-e Melli 紙

【ファールス通信】胚研究所の研究者らがES細胞からマウスを作製することに成功した。

胚研究所幹細胞グループのリーダーであるホセイン・バハールヴァンド氏は昨日朝、記者会見でこのことを発表し、「ES細胞は子宮着床前の胚から得られ、他の様々な細胞に分化する能力を有する」と付け加えた。

同氏は次のように説明した。「実験室の環境で、マウスのES細胞から神経細胞、インシュリン生成細胞、肝細胞といった様々な細胞を作製することができるだけでなく、マウスのES細胞を利用してマウスそのものを作製することもできる。」

バハールヴァンド氏は、このことは特定の性質を備えたマウスを作製できる点において重要であるとした上で、次のように付け加えた。「作製されたマウスの中には、あるヒト疾患モデルを備えたものもあれば、生物のある遺伝子機能の解析を可能にするものもある。」

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( 翻訳者:佐藤成実 )
( 記事ID:13106 )