国民信頼党の立候補者の7割が立候補資格認められず
2008年02月06日付 E'temad-e Melli 紙
【政治部】国民信頼党全国選挙対策本部実行責任者のマスウード・ソルターニーファルは、「調査を行ったところ、選挙監視委員会による資格審査で、国民信頼党から立候補した候補者の7割以上が立候補資格を認められなかった」と述べた。
ソルターニーファル氏はさらに、「調査の結果、選挙監視委員会による資格審査で、国民信頼党の多くの候補者たちが、選挙実施委員会によってすでに立候補資格を認められなかった候補者たちの列に加わることになったことが分かった」と説明した。
「国民信頼党は全国の選挙区で260名の立候補者を立てたが、そのうち約62%にあたる162名が選挙実施委員会による第一次審査で立候補資格を認められなかった。今回選挙監視委員会によって立候補資格を認められなかった候補者たちの数を正確に集計したところ、国民信頼党から全国で立候補した立候補者たちの7割以上が失格となってしまった」。
ソルターニーファル氏はその上で、次のように強調する。「今のところ、選挙実施委員会による第一次審査で失格となり、今回の選挙監視委員会による審査で立候補資格が復活で認められた国民信頼党の候補者の数は僅かであり、10本の指の数にも満たない。その一方で、選挙実施委員会による審査で立候補資格が認められながら、選挙監視委員会によって失格となった候補者の数は、目を見張るほど多い」。
同氏はまた、次のように詳細を明らかにする。「テヘラン選挙区で国民信頼党から立候補する17名の立候補者のうち、選挙実施委員会による第一次審査で失格となったのは7名にのぼる。このうち、アボルファズル・ショクーリーただ一人が、今回復活で立候補資格を認められた。その一方で第一次審査で立候補資格が認められた立候補者のうち、前国会議員で大学教員のエブラーヒーム・アミーニーと、殉教者の子女で大学の教授会メンバーであるアアザム・サガティーの2名が新たに失格となった。〔中略〕」。さらに同氏は、「また、国民信頼党の各州の中央評議会の議長で、選挙に立候補した14名のうち、選挙監視委員会によって失格となった者の数は10名にのぼる」と付け加えた。
ソルターニーファル氏は、立候補資格が認められなかった理由に関し、次のように指摘している。「これら三名だけでなく〔?〕、多くの立候補者たちが、〔選挙法の〕第1項ならびに第3項の記述、すなわち《イスラーム》、《イスラーム共和国》、《憲法》、及び《法学者の監督(ヴェラーヤテ・ファギーフ)の進歩的原理》を実践していないことを根拠として、立候補資格を認められていない。しかしながら、国民信頼党の党員となるための条件の一つとして、イスラーム、憲法、及びヴェラーヤテ・ファギーフへの遵守が設けられている。また、先の項目を根拠として立候補資格を認められなかった者たちは、みな長年にわたり行政府や各省庁で責任ある立場に就き、あるいは州知事や県知事を歴任したり、司法機関のさまざまな部署で職務を全うしてきたり、さらには国会議員の経歴すらある人物ばかりである。これらはどれも、イスラーム共和国、憲法、そしてヴェラーヤテ・ファギーフに対する献身を証明するものであろう」。
〔後略〕
現地の新聞はこちら
関連記事(改革派、選挙監視委員会によって追加の資格不認定者が続出?)
( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:13137 )