「原理主義者を支持することはバスィージの義務」:革命防衛隊総司令官が明言
2008年02月09日付 E'temad-e Melli 紙

【政治部】木曜日、全国100の大学の学生バスィージ(民兵)の責任者、及びバスィージの文化・政治関係者らが出席する中、テヘランの教員養成大学(タルビーヤテ・モアッレム)で開かれた「学生、選挙、最大限多くの国民の参加と団結」会議の席上で、革命防衛隊総司令官のジャアファリー少将は原理主義派に対する支持を明言し、〔行政と立法という〕国の二権が同派の手に握られている現状を「革命の中の革命」であると語った。

 革命防衛隊総司令官は演説の中で、「原理主義派」と呼ばれる党派に対して「気を配り、それを守り、発展・進歩させ、その弱点を排除する」〔ことに力を注ぐ〕よう、バスィージ部隊にはっきりとした口調で呼びかけた。

 「イスラーム革命の道を継続するためには、原理主義派を支持することが絶対的に必要であり、それは避けて通ることができない。〔文化的・宗教的〕価値観に支えられた国の革命軍にとって、それは神的な義務であると言える」。

 イラン学生通信の報道によると、モハンマド・アリー・ジャアファリー少将は「学生、選挙、最大限多くの国民の参加と団結」会議の席上で、さらに次のように発言した。「バスィージは社会の一部として、選挙との関連でどのように働き、動かねばならないかを知らねばならない」。

 総司令官は続けて、次のように言う。「今日、過去の政治的分断はもはや存在しない。選挙があるごとに、われわれは多くの変化を目の当たりにしてきた。左派と右派〔の対立〕が語られた時代があり、〔文化的・宗教的な〕《価値観に支えられた集団》と《価値観をもたない集団》〔の対立〕が語られた時代もあった。今日われわれは、このような分類がより完璧なもの(になって)、原理主義派という名の党派へと結実しているのを目にしている。ある意味でこれは、人民とバスィージによる革命の中の革命である、と言うことができるだろう」。

 ジャアファリー総司令官はその上で、「われわれはこの党派に気を配り、それを完璧なものにし、そこから弱点を取り除かねばならない。原理主義という党派は革命から25年経って再び息を吹き返し、今や国を構成する三権のうちの二権〔=行政権と立法権〕を手中に収めている。もちろん、司法権については話は別だが、司法権も原理主義を追求することを願っている」と語った。

 「今日、行政権と立法権は原理主義派が支配している。それゆえ、もしこのことに関連してバスィージが何か仕事をしたいと思うならば、まずはこの党派に気を配り、それから同派の維持と発展・進歩に努力し、弱点の排除に尽力すべきであろう」。ジャアファリー司令官はこのように強調し、さらに原理主義派内での各組織間の団結が進みつつあると指摘した上で、「原理主義派の成果は明瞭だ。しかしにもかかわらず、この派には弱点もある。われわれはそれに注意を払い、支援しなければならない」と語った。

〔後略〕

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:13140 )