イスタンブル大寒波―トルコ全土で雪模様、寒波は火曜まで
2008年02月17日付 Radikal 紙

渇水の恐れに直面しているイスタンブルにやっと雪が降った。気温は火曜日まで、例年より5度から7度低くなるとみられている。

トルコ全土は雪の影響下におかれる中、イスタンブルの気温は、火曜日(19日)まで例年よりも5-7度下回る。イスタンブルで月曜日(18日)に学校を休校にするか否かについては、今日(17日)、県庁で行われる会議で決定される。南東部では南西の風、北部では北東の風が吹き荒れる危険に対し、警告が出された。

特に水不足の心配してイスタンブル市民が待ち望んでいた雪が降り始めた。イスタンブルでは昨日、降雪が活発化した。市が所有する「カル・カプラン」もその中に含まれる雪対策の車両が出動した。

■風がもたらす寒さ
気象総局から得られた情報によると、イスタンブルの気温は火曜日まで、例年よりも5-7度下回る。北東の風と降雪が17日は全都市で、18日はアジア側とイスタンブルのボスフォラス海峡で活発化する。17日の気温は、風のためより低く感じられるだろう。
都市部では、気温は氷点下2度から0度になることが予想されるが、火曜日以降は冬季の平均気温に戻り、6度に上がるだろう。

悪天候のため昨晩と今朝のバンドゥルマ-イェニカプ間の高速フェリー運行が中止となった。今晩18時15分発のアルムトゥル-イェニカプ-ボスタンジュ間の水上バスの運行が見合わせられることが発表された。昨日、イスタンブルで物損事故が771件発生したことが発表された。

一方、マルマラ東部、黒海沿岸部、内陸アナトリアの東部および東アナトリアで雪が降る見込みだ。昨日ブルサでも雪が降り始めた。重要な冬季観光の中心地であるウルダー(山)で降雪が活発化し、積雪が170センチメートルに達した。
気象予報専門家は、東アナトリアでなだれの危険性を、南東アナトリアでは南西の風のため、換気不足によるストーブ中毒(一酸化炭素中毒)を警告した。北部では北東の風による嵐に対し、漁師に注意を呼びかけた。

■シベリア寒気団が再び
先週、地中海から来た雨と暖かい空気の影響下に入った東アナトリアに、「シベリア寒気団」が舞い戻ってきた。一昨日の晩、最低気温はエルズルムで氷点下33度となった。ビトゥリス県のムトキ郡にあるチャタレリック村で起こったなだれの下敷きとなった40歳の村の警官、イルファン・ドゥルムシュさんが死亡した。

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( 翻訳者:栗林尚美 )
( 記事ID:13151 )