護憲評議会報道官「新たに280名の立候補資格が認定」
2008年02月13日付 E'temad-e Melli 紙

 第8期国会選挙まで1ヶ月を残すのみとなった。このような中、立候補資格認定についての新たなニュースが飛び込んだ。

 複数の報道によると、先の選挙実施委員会、ならびに選挙監視委員会による資格審査で立候補資格が認められなかった一部の立候補者たちが、選挙中央監視委員会による審査で立候補資格が認められた模様である。それによると、100名近い改革派系立候補者らに対し、立候補資格が認められたという。他方、今回立候補資格が認められた立候補者たちには、〔選挙中央監視委員会から〕いまだその旨の通知は行われていない。

 非公式の情報によると、閣僚や州知事、各省次官などを経験したことのある一部の立候補者の立候補資格が認定されたとのことである。彼らの氏名は以下の通り。エリヤース・ハズラティージャヴァード・アターアト、レザー・ホッジャティー、アアザム・サガティー、マフムード・ソルターニーファル(国民信頼党の党員)、モルタザー・ハージー(ハータミー政権時代の閣僚経験者)、アリー・エシュラーギーナジャフ・ゴリー・ハビービー(大学教授)、ファーテメ・ラーケイー(第6期国会議員)、アブドッラー・ナーセリー、エスファラーイェンから立候補したノウルーズザーデ(現国会の少数派に属する国会議員)、ガズヴィーンから立候補したゴドラトッラー・アリーハーニー(第6期国会議員、第7期国会の少数派に属する国会議員)とモハンマド・アリーハーニー(第7期国会の少数派に属する国会議員)、エスファハーンから立候補したアサドッラー・キヤーンエルスィー(闘う宗教指導者会議の党員、第6期国会議員)、ホメインから立候補したモギーミー(ハータミー政権時代の内務次官)、ハルハールから立候補したメフルアンギーズ・モラッヴァティー(現国会の少数派に属する国会議員)、マシュハドから立候補したホセイン・アーファリーデ(現国会の少数派に属する国会議員)、アルダカーンから立候補したモハンマド・レザー・ターベシュ(現国会の少数派に属する国会議員)、ラフサンジャーンから立候補したハーシェミヤーン(第3期国会副議長)、バーボルから立候補したナリーマーン(第6期国会議員、改革派政権時代に州知事を経験)、ヤズドから立候補したセイエド・モハンマド・ラザヴィー=ヤズディー(第6期国会議員)とキャラーンタリー(改革派政権時代に州知事を経験)、アルダビールから立候補したピールモアッゼンとアーザルヴァシュ(現国会の少数派に属する国会議員)、イーラームから立候補したガンバリー(現国会の少数派に属する議員)。

 また、モスタファー・キャヴァーケビヤーン(人民主権党の総書記)、エブラーヒーム・アスガルザーデ(自由戦線の総書記)、モスタファー・ハーンザーディー(第6期国会議員)、ターヘレ・レザーザーデ、ハサン・モラーディー、フォルーゼシュ、ゴラーム・ホセイン・モザッファリー、ソヘイラー・ジェロウダールザーデらも、今回立候補資格が認められ、第8期国会選挙の舞台に復帰した人々に含まれている模様だ。

 このような中、護憲評議会のアッバース・アリー・キャドホダーイー報道官は、同評議会が今回新たに第8期国会選挙への立候補資格を認めた候補者は280名にのぼると語った。「これらの人々は、選挙実施委員会ならびに選挙監視委員会で立候補資格が認められなかった人々である」。同報道官はこのように述べ、さらに護憲評議会は今回の決定を内務省に通知したと語った。

 キャドホダーイー報道官はまた、「護憲評議会はエスファンド月3日〔2月22日〕までに、本評議会によってさらに今後立候補資格が認められる予定の候補者たちのリストを公表することになるだろう」とも語った。今回立候補資格が認められた280名の候補者たちは、どのグループ・派に属する人々かとの質問に対しては、「これらの人々は改革派、原理主義派、及び独立系を含む、あらゆる党派に属する人々である」と答えた。

 他方、ハージー氏は一部の改革派候補者の立候補資格が認められたとの一部報道に関し、イラン学生通信に対し、「これまでのところ、このことに関して正式な報せは何も受け取っていない」と語った。同氏はまた、自身の立候補資格が認められたとの報道については、「このことについて、私は何の通知書も受け取っていない。もちろん、私は書面にて異議を提出した。しかしこれまでのところ、このことに関する通知書や連絡の類はない」と述べた。

 同様に、アブドッラー・ナーセリー氏も、このことについて「このような報道が正しい可能性はある」としながらも、これまで正式な形で通知は行われていないとして、「一部ニュースサイトや新聞紙上で、このような報道がなされているが、しかしこれまでのところ、どの〔選挙〕本部にも正式な通知書の類は接到していない。〔結果がどうなるか〕見守りたい」と語った。

 さらに、改革派女性会議のザフラー・ショジャーイー総書記は、このことに関し次のように述べている。「われわれもこのニュースを聞いたが、しかしいまだ正式な形では知らされていない。いずれにせよ、今となってはもう遅い。もし〔改革派女性会議から〕テヘランで立候補した女性のうち、最低でも10名の候補者の立候補資格が認められないようなら、われわれもこのことについて〔選挙のボイコットを含めた〕決定を下すことになろう」。

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:13153 )