トルコの対アフリカ外交、本格始動へ
2008年02月20日付 Radikal 紙

トルコは、対アフリカの開かれた外交の一環として、次々とアフリカの指導者らを招いている。スーダンの後にセネガルのアブドュラエ・ワデェ大統領を招いたアブドゥッラ・ギュル大統領は、2月26日にタンザニアを訪問する。二日間続く交渉には、トルコ実業家協会のメンバーである業界の幹部らも同行する予定である。ギュル大統領は、この国に公式訪問する最初のトルコ大統領となるだろう。ギュル大統領は、アフリカ連合の議長国であるタンザニアがトルコの国連非常任理事国加盟を支持してくれることを望んでいる 。

■ワディ大統領 セネガルへの投資を期待
ギュル大統領の公式招待によって、2月19日にアンカラを訪問した初めてのセネガルのワディ大統領は、トルコの実業家にセネガルへの投資を呼びかけた。訪問団は会合を重ね、文化と農業の分野における相互協力に調印する一方で、二人の指導者は共同記者会見で、経済関係において新たな幕が開きつつあるとのメッセージを発した。トルコとのビジネスから大きな利益を期待するワディ大統領は、トルコ人の個人企業の投資を呼びかけただけでなく、セネガルを中心に、アフリカの他の地域にもビジネスが広げられる可能性があると述べた。ワディ大統領は、タイイプ・エルドアン首相との会見で経済の議題とともに、スーダンのダルフール地域で起こっている悲劇を食い止めるための方策についても話した。  

ギュル大統領は今年の夏にイスタンブルで開催されるアフリカサミットにワディ大統領が参加する予定であると語る一方、セネガル大統領も3月13日から14日に自国で開催予定のイスラム国際会議機構のサミットにギュル大統領が参加してくれることは名誉であると強調した。アタテュルク廟訪問を怠らなかったワディ大統領は、アタテュルクは世界にとって、重要な英雄であると述べた。

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( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:13170 )