ソルターニーファル「国民信頼党、約6割の議席で候補者を擁立できず」
2008年02月20日付 E'temad-e Melli 紙

【政治部】国民信頼党選挙対策本部実行委員長のマスウード・ソルターニーファル氏は、昨日〔護憲評議会から〕発表された〔立候補資格が新たに認められた候補者らに関する〕251名の名簿の中に、同党の候補者が新たに12名含まれていることを明かした上で、「立候補資格が認められた国民信頼党の候補者は、計114名となった。しかし、いまだ国会の6割の議席で候補者を擁立できない計算だ」と語った。

 ソルターニーファル委員長は、「昨日までに、我が党から立候補して立候補資格が認められたのは102名であったが、今日護憲評議会が新たに251名の〔立候補資格が認められた人々の氏名が書かれた〕名簿を発表、その結果、立候補資格が認められた我が党の候補者の数は114名となった」と指摘した。

 同委員長は「護憲評議会が発表する最後の名簿に、その他の改革派の候補者の名前が記載されることに期待したい」とした上で、次のように述べた。「このことが実現されることで、イスラーム共和国体制にふさわしい選挙が行われることを願っている。このことによって、選挙にさらなる活気が生まれるからだ」。

 その一方で、国民信頼党総書記のメフディー・キャッルービー師は、立候補資格が認められなかった一部の候補者たちが〔選挙戦に〕復帰することができたと評価しながらも、「量的にも質的にも、前代未聞の資格不認定が行われたために、一部の選挙区ではいまだ、活気が失われたままだ」と指摘した。

 〔先日亡くなった〕アーヤトッラー・タヴァッソリー記念行事に出席したキャッルービー総書記はまた、記者らを前に、その他の人物の立候補資格も認められることになるのではないかと述べた上で、「もちろん、資格認定作業はもっと迅速に行われ、もっと多くの〔改革派の〕有力者の立候補資格が認められるべきだ」と付け加えた。

 「一部の人々の立候補資格が認められたことは、それなりに満足行くことだ。しかし十分ではない」。キャッルービー総書記はこう強調し、もっと著名な人物の立候補資格が認められることに期待すると述べて、次のように指摘した。「選挙がより活気溢れるものとなるよう、より多くの候補者の立候補資格が認められることを希望する。いまだ一部選挙区では、競争というものが見受けられないからだ」。

 「いかなる者であれ、法律の枠内で行動しなければならない。法律が遵守されれば、選挙に活気が生まれるはずだ」。キャッルービー師はこう述べて、ことばを締めくくった。

 他方、国民信頼党総書記代行のラスール・モンタジャブニヤー氏は、資格認定作業の質の向上と、〔改革派の〕有力者たちの選挙戦への復帰を呼びかけた。モンタジャブニヤー代行はまた、選挙戦で行われている個人への中傷攻撃について、「個人攻撃は反道徳的な行為である。イスラーム倫理を備えていないような人物が、悪しき思想に染まって、個人攻撃を行っているのだ」と語った。

 「選挙の舞台に参加している責任者、立候補者、そして党は、そのような行為を犯さぬよう、自らを律するべきである」。モンタジャブニヤー代行はこのように強調した。

 モンタジャブニヤー代行はまた、最近の立候補資格認定によって選挙戦に活気が生まれているといえるかとの疑問に対し、次のように述べている。「私の意見では、いまだ活気ある状況とはなっていない。立候補資格が認められた者のほとんどは、選挙を活気あるものにするような人物ではないからだ。ライバルに対して手強い人物の立候補資格が認められるべきだ」。

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:13189 )