北イラクにフェトフッラー・ギュレンが大学設立へ
2008年02月22日付 Milliyet 紙

ヌル派の主流であるリーダーの1人、フェトフッラー・ギュレンと近しいことで知られている宇宙教育連合は、アルビルとスレイマニエにあるウシュク・ニルフェルカレッジとケルキュクにある男子校に続き、アルビルにおいて新しい大学を設立する。
建物を含むすべての費用は全て地元のクルド政府負担でまかなわれるトルコの学校では、ヨーロッパ、アメリカ、バグダッド及びトルコからの学生も学んでいる。北イラク地域のクルド自治政府代表メスード・バルザーニの甥たち、イラクの大統領ジャラール・タラバーニーの親戚たち、元内相でクルド民主党(KDP)書記長であるファズル・メラーニ、数名の大臣、社長、市長やKDP、クルド愛国同盟(KYB)の幹部クラスの子供達もこの学校で教育を受けている。
宇宙教育連合の名の下に活動しているグループは、この地域に8つの学校を所有している。グループが大学を開校するという要望は、北イラクのクルド自治政府首相ネチルヴァン・バルザーニによっても支持されており、大学設立のために必要な許可証もバルザーニ自身により与えられた。

■3つの言葉での教育

英語、トルコ語、クルド語での教育が行われる、ウシュク私立大学という名前のこの大学は、まず工学部、経済学部、経営学部、教育学部からスタートする。その後は医学部も設立される予定だと明らかにされた。
1994年からこれまで北イラクで活動していたトルコの学校に対して、クルド自治政府からは様々な経済的、精神的な援助を受けている。
宇宙教育連合は、アルビルでのウシュク・ニリュフェルカレッジ、スレイマニエでのセラハッティン・エイユービー男子高校とスレイマニエ私立女子高という二つの学校を所有している。学校には幼稚園、小学校と中学校の部門もある。

■方言の選択も

トルコから来た教師が大多数を占める学校では、英語とトルコ語のカリキュラムで教育をする一方、地域で使用されているクルド語のソラニ方言も選択科目に組み込まれている。

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( 翻訳者:近岡由紀 )
( 記事ID:13193 )