ザーカーニー「原理派統一戦線には最大限の結束が実現されている」
2008年02月27日付 Jam-e Jam 紙

原理派統一戦線中央評議会委員のザーカーニー氏は同戦線が昨日開いた4回目となる記者会見の席上で、第7期国会が成し遂げた経済面での実績を擁護し、「〔ガソリンなどの〕燃料供給の自由化を阻止し、インフレを抑制したこと、憲法第44条をめぐる諸々の政策〔=国営企業の民営化を指す〕、及び1386年度〔2007年度〕予算法補足第13項〔=ガソリンの配給制実施などを定めた条項〕を可決したことなどは、第7期国会が決定した主要な成果である。これらの決定は第8期国会でも引き続き実行されるだろう」と語った。

 ジャーメ・ジャム紙記者の報告によると、アリー・レザー・ザーカーニー氏は原理派内部での対立・分裂に関し、次のように語った。「原理派統一戦線は設立された当初より、この戦線は全ての原理派グループが参加するものだなどと主張したことはない。注目していただきたいのは、〔原理派統一戦線には〕最大限の連帯が実現しているということであり、日々その拡大に努力がなされているということだ。その他の問題は、ちょっとした趣向の違いに関わるものでしかない」。

 同氏はその上で、「原理主義派の現在の状況は、以前に比べてかなり好ましいものとなっている」と付け加えた。

第8期国会選挙はきわめて真剣かつ活気溢れるものとなるだろう

 原理派統一戦線実行担当書記のサドル氏は、「選挙実施委員会、選挙監視委員会、及び護憲評議会の各機関が候補者らの資格審査に尽力されたお陰で、全ての政治グループが候補者を擁立し、きわめて真剣かつ活気溢れる選挙戦に参加することが可能となった」と語った。

 シャハーボッディーン・サドル氏は、原理派統一戦線を構成する諸勢力は、同戦線とパラレルな動きをしているその他の原理派勢力の選挙リストに参加してはならないと述べ、原理派統一戦線こそが〔原理派勢力の〕統一リストを提示すると強調した上で、「さらなる団結と結束を図り、国民の間に疑問が生じるのを防ぐために、原理派統一戦線中央評議会は、同戦線から立候補している候補者は同戦線の選挙リストにのみ参加する権利を有するとの規定を設けた」と続けた。

 サドル氏は原理派統一戦線のメンバー官に対立や分裂など一切ないと強調した上で、「原理派間に、意見の対立は存在しない」と指摘した。

ザーレイー「ライバルが漁夫の利を得るようないかなる可能性も排除しなければならない」

 アリー・アスガル・ザーレイー氏もこの記者会見の席上で、〔原理派統一戦線が作成する〕統一リストに則って第8期国会選挙に参加することが原理主義者の利益にも適うと強調し、さらに次のように付け加えた。「完璧な団結と協調によって、ライバル・グループが漁夫の利を得るようないかなる可能性も排除しなければならない」。

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:13248 )