ラジオ・テレビ高等機構、兵役を否定するビュレント・エルソイ発言に警告
2008年02月29日付 Zaman 紙

ラジオ・テレビ高等機構は、ビュレント・エルソイによる「私は、(自身が親であっても)死んでくださいと言って自分の息子を兵役へと送ることはしないだろうと思う」との発言を受け、スターTVに警告処分を科した。

 処分に対しては、共和人民党のメフメト・ダダック氏が異議を表明した。ダッダク氏は、ヨーロッパ人権裁判所の決定を、異議の根拠として提示したとのことである。「国民を兵役から遠ざける」との観点で調査がおこなわれたエルソイ氏の発言を、ラジオ・テレビ高等機構も問題として取り上げることとなった。28日に行われた高等機構の会議では、同機構の委員らが、専門家により作成されたレポートの精査を行った。精査を行った委員らは専門家らの判断と同様、エルソイ氏のテレビ番組での発言が放送の原理に抵触しているとの決定を下した。発言が放送された番組はこれまで、同様の処罰を受けたことがなかったため、番組を放送したスターTVに科された処分は警告のみとなった。処分の原因となったエルソイ氏による発言の放送後には、同機構へ2814件の苦情電話が寄せられた。

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( 翻訳者:岩根匡宏 )
( 記事ID:13256 )