サウジ人投資家、レバノンからの投資財産引き揚げが進む
2008年02月24日付 Al-Nahar 紙
■ サウジ人、2年間でレバノンから48億ドルの投資を引き揚げ
2008年02月24日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面
【UPI】
サウジアラビア・レバノン実業会議のサウジ側代表であるアブドゥルムフスィン・アル=ハキール氏が明らかにしたところによると、過去2年間にサウジ人がレバノンから引き揚げた投資財産は180億リヤル(48億ドルに相当)を超えた。
ハキール氏がサウジアラビアの「アル=ワタン」紙に語ったところによると、投資の引き揚げは、レバノン情勢への多くの投資家の失望感のほか、政治危機の先鋭化や治安状況の悪化によるレバノン経済の将来に対する不信感が招いた結果である。
またハキール氏は、サウジ人、湾岸諸国人、さらには国外在住のレバノン人による投資財産の多くのレバノン市場からの引き上げが始まったと述べた。また、レバノン経済への信頼感は後退し始め、投資家らの忍耐は限界に達しつつあるとのことで、これに関してハキール氏は「辛抱には限りがあり、世界はあらゆる投資家に開かれている」と付け加えた。
(後略)
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( 翻訳者:新谷美央 )
( 記事ID:13265 )