Tekel民営化に反対しデモ
2008年03月03日付 Yeni Safak 紙

3月2日、アダナでトルコたばこ・アルコール・食品労働者組合が行った「トルコ専売公社(Tekel)アダナ・タバコ工場をわれわれのものとせよ」との抗議行進があった。行進は、イノニュ通りのトルコ労働組合連盟の第四地域支部の前から始まった。共和人民党(CHP)イスタンブル選出議員バイラム・メラル氏、アダナ選出議員タジダル・セイハン氏とともに、食品業労働者組合のメジット・アマッチ総書記も支援している集団は、Tekelタバコ工場に向かって行進した。

■警棒が掲げられた

工場に近づいてくると、行進者たちは、D-400道路を封鎖しようとした。このために、抗議をする人たちと警官の間で騒動が起こった。騒動の間、国会議員のタジダル・セイハン氏も頭に一撃を受けた。騒動で、3人の警官とデモ参加者のうち、ファディメ・クライ氏(34)、アフメト・オズユレキ氏(35)、ファトマ・コチ氏(38)も軽い怪我を負った。CHPイスタンブル選出議員バイラム・メラル氏は、行進における衝突に関し、「警察の態度を快く思わない。労働を護ろうとする労働者たちに、もっと配慮しなければならない」と述べた。メラル氏は、ミーティングの後に、機動隊本部を訪問し、挨拶を行った。政府と民営化反対のスローガンを掲げた抗議者たちは、その後解散した。

■もはや元に戻ることはできない

トルコたばこ・アルコール・食品労働者組合の南アナトリア地域の代表、ギュルセル・ディリチュクック氏は、「Tekelの労働者は、2月22日以降、後戻りできない段階に入った」と述べた。

ディリチュクック氏は、何百人もの労働者たちが、その妻や子どもたちとともに工場から締め出されていることを明らかにし、次のように述べた:

「Tekelの労働者は、2月22日以降、後戻りできない段階に入った。我々は国の仕事に就いている。我々は、両親、そして近親者とともに無私の気持ちでやってきた。決死の覚悟でやってきた。Tekelへの抵抗は、単にTekelの労働者と工場のためではない。この抵抗は、Tüpraş(トルコ製油所株式会社)、テレコム、国営銀行、この国のためだ。Tekelの労働者は、丸15年間抵抗しているのです。」

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( 翻訳者:山本裕一 )
( 記事ID:13274 )