選挙当日にインターネット回線切断との噂、広まる
2008年03月03日付 E'temad-e Melli 紙

【エッテマーデ・メッリー】選挙日に、全国でインターネット回線が切断されるという噂が広まっている。内務大臣は、同省が選挙当日におけるインターネットサイト閲覧停止を通信IT省に要請したとされることについて、「選挙当日にインターネットサイトが閲覧停止になるかどうかは、通信省の安全管理計画次第である」と述べた。

 モスタファー・プールモハンマディー内相は、国民村落女性指導者セミナーに出席した中で、このような情報がどうして広まったかは知らないがと前置きした上で、次のように述べた。「否が応でも予防的措置は取られるだろうし、これまでも満足できる措置が取られてきた。通信省は選挙の安全の確立のために必要な注意を払っていくだろう」。

 同相はこの問題を再度説明する中で、選挙日にインターネット網が切断されるかどうかは、イラン電電公社が責任を負うべき問題だとした。

 ISNAの報道によると、テヘラン州選挙本部コンピューター・IT委員会の責任者モハンマド・ジャヴァード・マフムーディー氏は、記者会見の中で、「エスファンド月24日(3月14日)の選挙開催のため、全国のインターネット回線が切断され、選挙での利用に割り当てられると言われているが」との質問に答えて、次のように語った。「その案は検討中だが、まだ決定してはいない。我々はテヘラン州において、パールス・オンライン社から、大テヘラン圏の6000回線をコンピューター選挙の実施用に割り当ててもらうという承諾を得ている。もしこの計画でうまくいくようであれば、何ら問題は起こらないだろう」。

 マフムーディー氏はさらに、「噂されていることが実際に起きる可能性は低いだろう。勿論、この問題に関する議論は私の責任の範囲外のことであるが、われわれが確保した回線は州内の全行政区にとって十分な品質を有するものであり、これらの行政区がインターネット回線について問題に直面するというようなことはない、ということは伝えておかなければいけないだろう」。

Tweet
シェア


現地の新聞はこちら
関連記事(選挙調査中央本部長「16名の候補者が1議席を争う」)

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:米沢佳奈 )
( 記事ID:13294 )