アルメニアの撹乱部隊が90年前にエルズルムのウルジャ郡に属するアラジャ村で殺害した278人のトルコ人が墓前で追悼された。
追悼式典で語ったトルコ-アルメニア人関係調査センター副所長エロル・キュルクチュオールは、アルメニア人テロ組織アサラとクルド労働者党の協力関係が続いていることに注意を引いた。追悼式典はアラジャ村で1986年に行われた発掘作業の後明らかになったトルコ人に関する集団墓地周辺で実現された。直立の姿勢で独立行進曲とともに始まった式典にはジェラレッティン・ギュヴェンチ県知事、ウルジャ郡ファーティフ・チョバンオール郡長、軍高官、学校関係者、大学生や小中学生らが参列した。
エロル・キュクチュオール副所長は、アルメニアの撹乱部隊が90年前にエルズルムの多くの郡で残虐な虐殺を行ったことを明らかにし、アルメニア人が国際社会における15カ国の議会においていわゆるアルメニア人大虐殺に関する法案を受け入れさせたことを指摘した。キュルクチュオール副所長は、「アルメニア人は、残念ながらいわゆる大虐殺の法案を受け入れさせた。アルメニアは今日自国の憲法においてカルス、アルダハン、エルズィンジャン、そしてヴァンをアルメニアの領土としている。殉職者や勇者たちの戦いのおかげで今日独立しているのである。トルコ共和国の市民であることは最も大きな誇りである」と述べた。
ウルジャ郡ファーティフ・チョバンオール郡長は、過去にアルメニアの撹乱部隊が行った虐殺に注意を引きながら、「われわれはユヌス・エムレ(トルコの詩人)とメヴラーナの子孫である。行われたことを忘れはしない;しかし許すことができる。将来このような出来事に直面しないためにも力をつけておかなければいけない。軍と国民が協同、協力の中になければならない」と述べた。
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( 翻訳者:小野寺香織 )
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