学校をつくるから鉱山開発を進めさせろ
2008年03月17日付 Hurriyet 紙

オスマニイェ村で何百もの松の木々が伐採される原因となっている工事は、3日間雪によって停止したが、その後再開した。先日、公正発展党のムーラ選出のメフメト・ニル・フドゥル国会議員は、同党のムーラ県議会委員であるジェイハン・エルオールとマルマリス郡長であるカデム・メテとともにオスマニイェ村へ来た。村の唯一の喫茶店で村人と話をしたフドゥルは、計411本の松の伐採の原因となる、ネスリシャー社による鉱山の工事は合法であることを明らかにしたあとで、次のように述べた。

「オスマニイェ村は松の蜜から年に1200万リラの収益を得ている。鉱山開発が進めば、年に2500万リラの収益が保証される。411本の松の伐採によって250キロの蜜が失われ、この原価は年間6万2千リラである。2500万リラが手に入るのに6万2千リラなんて! しかも、私たちはこの会社にここで学校を作り、道を整備し、必要であればここの村人が鉱山で働けるよう条件をつけましょう。250人が鉱山で働けば、この村に多額の収入が見込めます。」

フドゥル国会議員のこの発言は、村人たちを納得させることはできなかった。ムフタールのトゥルキョズ・デベジを含むオスマニイェの村人たちは、フドゥルに、「鉱山はいらない」と言った。これに関し、鉱山に反対している人々を召集したマルマリス民主討論会のスポークスマンであるメフメト・ハスビオール弁護士は「マルマリスのパンを食べたメフメト・ニル・フドゥルがこのように考えることは、マルマリスに対する裏切りです。村人や環境問題に意識の高い人々とともに、観光業や養蜂業、また自然環境が害を受けることを許さないために、法律の枠内で戦いを続けていきます。オスマニイェの村人にとって一番大きな収入源である蜂の巣に棍棒を押し込むようなことがないよう、戦います」と話した。

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( 翻訳者:小川玲奈 )
( 記事ID:13376 )