原理派、首都でも勝利
2008年03月17日付 Jam-e Jam 紙

【政治部】第8期国会の勢力図は現在すでに、原理派が過半数を占める勢いとなっており、原理派はテヘランでも全国の他の選挙区同様、今回の選挙戦で主だった勝利を収めている。

 テヘランは3つの改革派グループ、すなわち国民信頼党、改革派連合、改革派人民連合が完全な形で選挙に参加した選挙区であり、それぞれ自派推薦の30人の候補者からなるリストを用意して、選挙戦の舞台に臨んでいた。

 一方、原理派も原理派統一戦線と原理派包括連合の2つのリストが並存する形で選挙戦に臨んでいた。テヘラン選挙区では、改革派諸グループは互いに対立点を有していたものの、自派のリストに誰を掲載するかをめぐって一定の合意に達していた。実際、改革派から出された3つのリストには互いに多くの共通点があったのである。〔改革派諸グループ間に〕このような連帯が存在していたにもかかわらず、改革派グループはテヘランの有権者の票を引き付けることに失敗した。

 昨晩までの最新の投票集計結果によると、改革派のリストからは、リストの一番上に掲載されたマジード・アンサーリー氏がテヘラン選挙区の得票上位30名の最後の方に位置しているのみとなっている〔※テヘラン選挙区に割り当てられた議席数は30なので、マジード・アンサーリーは当落ぎりぎりのラインに位置しているということ〕。マジード・アンサーリー氏は27位から30位を行き来していることから、同氏が第二回目の決戦投票に参加することは確実であろう。〔※イランの選挙では、一定の得票率を満たさなかった候補者に対して二回目の投票が行われて、最終的な当選者が確定する〕

 最新の予想では、第一回目の投票で14名の原理派候補者が第8期国会の当選を確実にしている。これらの候補者たちはいずれも、原理派統一戦線のリストに載っていた人物だ。

全国的な勝利

 現在までにテヘラン選挙区を除くすべての選挙区で、票の集計作業は終了しており、発表された〔当選者の〕最終名簿では、原理派が大部分の選挙区で決定的な勝利を収めている。

 ジャーメ・ジャム紙記者の計算では、現在までに原理派は114人の候補者が、改革派は28人の候補者が一回目の投票で議席の獲得に成功した模様である。

〔後略〕

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( 翻訳者:曽田茜 )
( 記事ID:13394 )