エルドアン首相:歴史的建築物をホテルに転用するだろう
2008年03月20日付 Radikal 紙

 レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、スルクレを極めて醜悪と評し、改修に反対する人々に対し「一度もスルクレを見に行っていないのだ。知っている人も知らない人も話している」と言った。アカレットレルのスラエヴレルの開会式に出席したエルドアン首相は、イスタンブルの歴史的建築物の多くをホテルに改造すると話した。
 スラエヴレルの開会式にはエルドアン首相のほかに、北キプロス・トルコ共和国のフェリト・サビト・ソイェル首相、ハヤティ・ヤズジュ副首相、文化観光大臣のエルトゥールル・ギュナイ、開発・住居大臣のファルク・オザク、イスタンブル知事のムアッメル・ギュレル、ワクフ総局のユスフ・ベヤズィト、イスタンブル広域市長のカーディル・トプバシュ、公正発展党の創立者の一人であるジュネイ・ザプスなどが参加し、さらに実業家や芸能人らが参加した。

■「不道徳な方法」
 エルドアン首相が開会式でおこなった演説は、今回の「改修工事」に対して反対を唱える人々に向けたものだった。改修のあいだ抗議に直面したと話すエルドアン首相は、ベシクタシュの海軍博物館の隣にある築75年のタバコ倉庫を7つ星ホテルにする計画を例として挙げ、次のように述べた。「ある企業家がこの場所を購入した。購入までの障害は説明しきれないほど多い。購入してもまだ問題がある。内側から誰かが常にバリアを作っていく。『あなたには何もできはしない。もし何かするなら自分を踏み越えていけ』などと言う。しかし『あなたを踏み越えることなどできません、他の方法を教えてください』と言えば、不道徳な方法に直面せざるを得なくなってしまう。我々はこれを乗り越えなければなりません。これを乗り越えた日には、すでに述べておりますように、堂々と歩いていけるでしょう。」
 エルドアン首相は、イスタンブルのあらゆるホテルはすでに収容人数がいっぱいになっていると述べ、イスタンブルの歴史的建築物の多くをホテルに改修するように新しく決定を下したと話した。エルドアン首相は、「我々の歴史を紹介すると同時に、この作品によって宿泊客の収容人数を増やしましょう」と語った。

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( 翻訳者:宇野陽子 )
( 記事ID:13402 )