エジプト、2011年のイスラーム・サミット開催国に
2008年03月14日付 Al-Ahram 紙

■ エジプト、2011年のイスラーム・サミット開催国に決定
■ ムバーラク大統領、ダカール・サミットで「エルサレムを首都としたパレスチナ独立国家を切望する」

2008年03月14日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【ダカール:ハーラ・アフマド・ザキー】

 ホスニー・ムバーラク大統領はダカールで開催されているイスラーム・サミットでの演説において、「エジプトは人的資源の開発と個の確立こそ、我らがイスラーム社会に成長と前進をもたらす土台を形作ると確信している」と強調した。アフマド・アブルゲイト外相が代読したこの演説で大統領は、「我らがイスラーム世界における政治的・経済的・社会的課題に対処する真摯な意思を充分に有していれば、掲げられている目標を達成できるとエジプトは確信している」と表明し、また「我々はパレスチナ人が彼らの土地を解放し、独立国家を樹立し、その首都を東エルサレムに定める日を切望する」と語った。

また第11回イスラーム・サミットの閣僚級準備会合は、来る2011年のイスラーム・サミットをエジプトで開催する案を支持した。アフマド・アブルゲイト外相は、「イスラーム・サミットがエジプトで開催されるということは、イスラーム諸国会議機構においてエジプトが果たしている主導的役割へのイスラーム諸国からの評価を示している」と述べた。同様にこの準備会合は、2008年中に予定されているイスラーム諸国会議機構の第二回女性会議をエジプトで開催すると決定した。

57のイスラーム諸国とロシアおよび米国の参加のもと、昨日セッションが開始された今回のイスラーム・サミットは、パレスチナ問題およびレバノン危機、チャド・スーダン関係を中心に議論するほか、イスラモフォビア(イスラーム嫌悪)の防止策や、イスラーム諸国会議機構の憲章修正手続きの承認について話し合う。

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( 翻訳者:勝畑冬実 )
( 記事ID:13403 )