整備不良の飛行機で運行したアトラスジェットを遺族が告発
2008年03月26日付 Yeni Safak 紙

ウスパルタで亡くなったオズゲン・ドアンさんの遺族は、MD-83型の整備を怠ったワールド・フォーカス航空と、ブラックボックスが機能しない飛行機を飛ばしたアトラスジェット航空を告発した。

2007年11月30日にウスパルタで墜落した飛行機事故で亡くなったボアズィチ大学助手オズゲン・ベルコル・ドアン(27)さんの遺族は、ワールド・フォーカス航空とアトラスジェット航空の経営陣、民間航空局アリ・アルドゥル局長、航空基準局長関係者ら、そして調査団を告発した。ケチボルル検察局に提出した訴状では、事故地と機体の残骸に関して行われた調査では具体的な結論が明らかにされておらず、専門家報告書が作成されていないと述べられた。そして、「機体の残骸がどのような形で保存されているか、発見されていないものがあるのかどうか、あるいは重要性を持ちうる機体の残骸の部品に対して何らかの調査がなされたのかどうか」を明らかにするよう求めた。

同訴状は次のように続けられた。「ワールド・フォーカス航空はアトラスジェット航空に飛行機をリースしたが、ワールド・フォーカス航空の整備義務は継続していた。同航空は責任を果たしておらず、その上、飛行機の故障さえも修理し終わっていなかった。アトラスジェット航空も全ての不備にもかかわらず飛行機の利用を継続し、ブラックボックスと対地接近警報装置が機能しない飛行機を飛ばす許可を与えた。また、監督権限を行使していない民間航空局の関係者も職務怠慢である。」

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:13450 )