モッタキー外相、ペルシア語圏三カ国外相会談のためドゥシャンベへ
2008年03月24日付 Hamshahri 紙

【ハムシャフリー・オンライン】イラン・イスラーム共和国外相は、イラン・タジキスタン・アフガニスタンの三カ国が交通・交流・エネルギーの各領域で連携する地域協力の分野において、変革の新たな一ページが開かれたと述べた。

 IRNAの報道によると、モッタキー外相はイラン・タジキスタン・アフガニスタン外相による三者会合、および、タジキスタン政府要人らとの二国間協議に出席のため、タジキスタンの首都ドゥシャンベに到着した。

 モッターキー外相は、ドゥシャンベ空港で、タジキスタンのハムラーハーン・ザリーフィー外相および同国要人らの歓迎を受けた。

 同イラン外相は、ドゥシャンベ空港で次のように語った。「この度の訪問は、両国の大統領会談と前回の外相協議によって実現したものである。タジキスタンとの二国間関係について、同国政府閣僚との間で相互的な協力関係が話し合われる予定である。」

 また、モッタキー外相は次のように続けた。「最近のエマームアリー・ラフマーン(エマムアリ・ラフモン)、タジキスタン大統領のテヘラン訪問および両国の大統領会談は、両国の相互的な協力関係に新たな道筋を立てるものであった。今回の訪問では、その実行と実現に向けての話し合いが行われる予定である。」

同外相はまた、「同様に、タジキスタン外相・アフガニスタン外相との三者会合では、様々な分野におけるペルシア語圏三カ国の協力関係の発展について、話し合いが行われる」と述べた。

 さらに、同外相は次のように説明した。「通信、輸送、エネルギー分野で共通の課題を持つ三国は、地域協力の新たなステージへと一歩を踏み出すことになるだろう。同様に、イラン・タジキスタン両国大統領は、イスラーム諸国会議機構(OIC)サミットの際に行われたダカールでの会談において、同地域で三カ国間協力の新たな一章と変革が刻まれるであろうと強調している。」

 この報道によると、イラン・タジキスタン・アフガニスタン三カ国外相会談では、経済的、文化的協力発展の具体的方法とペルシア語圏衛星ネットワークの創設、および、三カ国首脳会合の日程調整について話し合われる予定である。

 また、今回のイラン・タジキスタン・アフガニスタン三カ国外相会談は、タジキスタンのハムラーハーン・ザリーフィー外相の招きで開催される予定である。

 タジキスタン外務省報道局の伝えるところでは、今回の外相会談の中で、マフムード・アフマディーネジャード大統領、エマームアリー・ラフマーン大統領、およびハーメド・カルザイ大統領によるペルシア語圏三カ国首脳の会談日程が決定される予定である。また同報道は、「同三カ国首脳による会談は、今春終わりにドゥシャンベで開催される、上海協力機構(SCO)首脳会談の際に行われる」と伝えている。

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( 翻訳者:米沢佳奈 )
( 記事ID:13462 )