モッタキー外相、イランの上海協力機構加盟申請を表明
2008年03月25日付 Jam-e Jam 紙

マヌーチェフル・モッタキー外相はタジキスタン大統領との会見後、記者会見に臨み、「イランは上海協力機構のオブザーバーであり、近頃同機構への正式加盟への希望を表明した。これにはタジキスタン政府も支持を表明している」と述べた。

 メフル通信の報道によると、モッタキー外相はタジキスタン大統領との会談後、ECO〔経済協力機構:中央アジア諸国やイラン、アフガニスタンなど10カ国が参加する国際機関。テヘランに事務局を置く〕や上海協力機構のような諸機構の枠組内での両国間協力について、エマームアリー・ラフマーン(エマムアリ・ラフモン)大統領や他のタジキスタン政府要人と協議したことを明らかにし、記者団に対して、「両国は様々な組織において良好な相互協力関係を築いており、上海協力機構の枠組みにおいても有益な協力関係を有していくだろう」と語った。

 同外相は「我々は、上海協力機構の他の加盟国とも協力や意見交換の場を持つことによって、イランが同機構においてより活発な参加・活動を行うことができるようになることを望んでいる」と語った。

(中略)

 モッタキー外相は、イラン・タジキスタン・アフガニスタンの3カ国間協力の強化を今回の大統領および政府関係者との会談のもう一つの軸と位置付けた上で、「この議題は3カ国の外相会談の席で審議され、結論が出るだろう」と語った。

(中略)

 モッタキー外相は、3カ国間の鉄道・道路交通網の整備、発電所の建設および3カ国間での電力供給網の構築、さらに文化的協力の計画実現は、ドゥシャンベ会談でも継続して協議していく議題であることを表明した。

 同外相はまた、今後2カ月の間にドゥシャンベで開催予定の、上海協力機構加盟諸国首脳会談と同時期にイラン・タジキスタン・アフガニスタンの3カ国首脳会談を行う計画策定が、3ヶ国外相会談開催の目的であるとした。

 モッタキー外相は最後に、「ドゥシャンベでの3カ国会談では最終的に、ペルシア語圏の3カ国間協力に関する合意文書を起草し、署名にこぎつけるよう努力する」と語った。

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( 翻訳者:中根敦 )
( 記事ID:13473 )