【経済部】1386年エスファンド月29日〔イラン暦の大晦日、2008年3月19日〕水曜日、一日のガソリン消費量が9830万リットルに達し、過去最大を記録した。ガソリン配給制が1386年ティール月6日〔2007年6月27日〕に開始されてから一日のガソリン消費量が最も多かったのは、1386年デイ月27日〔2008年1月17日〕木曜日の7360万リットルであった。
SHANA通信の報道によると、ノウルーズ休暇中の旅行を市民が気軽に楽しめるよう行われた措置として、エスファンド月29日〔3月19日〕に《自由ガソリン》の供給が始まったことや、エスファンド月27日〔3月17日〕にオルディーベヘシュト月〔4/20~〕ならびにホルダード月〔5/21~〕用の割り当てガソリンが燃料カードにチャージされたことが、ガソリン消費量の増加を引き起こした最も重要な要因の一つであるという。
イラン石油製品流通公社の公式の統計によると、エスファンド月25日からファルヴァルディーン月2日〔3月15日から21日〕にかけての一週間の全国のガソリン消費量は、5億4660万リットルに達し、前の週(4億6400万リットル)に比べ8260万リットル消費が増加した。
同週のテヘランのガソリン消費量は9470万リットルで、一日の平均ガソリン消費量は1350万リットルであった計算になる。この数字は、前の週(8780万リットル)に比べて690万リットルの増加であった。
ガソリン販売所組合会長「自由ガソリンの供給は今後も続けられるだろう」
全国ガソリン販売所組合会長は、「ノウルーズ期間中の自由ガソリンに対する需要は極めて低かった」と語った。
ビージャン・ハージ・モハンマドレザー氏はメフル通信とのインタビューの中で、「〔ファルヴァルディーン月用の〕120リットル分の割り当てと、100リットルのノウルーズ特別割り当ての二つの割り当てが市民に提供されていたため、自由ガソリンへの需要が少ないのは想定の範囲内であった」と述べた。
同氏は自由ガソリンの販売について、テヘラン市北部のガソリン販売所で比較的多くの報告があったと述べた上で、「全国レベルでは、自由ガソリンが売れたとの報告件数は極めて少ない」と語った。
全国ガソリン販売所組合会長はまた、一日の自由ガソリンの販売量は1軒のガソリンスタンドあたり平均で約300リットルであったとして、「自由ガソリンは主に州都や大都市で多く売れた」と明かした。
〔中略〕
モハンマドレザー会長はまた、「恐らく、自由ガソリンの提供はガソリン配給制の廃止へ向けた政府による試験的な試みだった」とした上で、「ファルヴァルディーン月29日〔4月17日〕以降も、自由ガソリンの提供は継続されるのではないか」と予測した。
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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:13497 )