「お前たちの不見識は、歴史に記録されるであろう」と書かれたプラカードを掲げる学生たち
オランダ国会の過激な議員による、イスラームへの侮辱に対し、イスラーム神学生および学生らがイラン外務省前で抗議集会を行った。
神学生と学生らは、昨夜行われたこの集会で、ヨーロッパ諸国によるイスラームへの侮辱が二度と繰り返されないために、イラン政府関係者らが断固とした措置を取るよう強く求めた。
外務省報道官は、この問題について、外務省は映画「フィトナ」[*]のオランダでの公開に対する抗議を引き続き行うと述べた。
外務省報道部によれば、ホセイニー報道官は次のように発言した。「イラン外相はこの問題の知らせを受けた直後、出席していたダボス会議の場において、イスラム国の外相としては最初に、オランダ首相に対して抗議の意を表明した。」
また、イスラーム諸国会議機構のイラン代表は、ジッダにおいて、イスラーム諸国の強い抗議の意を表明した。
なお、この問題に対しては、高校生らによる抗議集会も、テヘランのオランダ大使館前で行われた。
*オランダの極右政党自由党の国会議員ヘールト・ウィルダース( Geert Wilders )が制作した、反イスラーム・反コーラン映画「フィトナ(Fitna)」を指す。ウェブサイト上で公開されたが、直後に公開を停止した。
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( 翻訳者:前田君江 )
( 記事ID:13562 )