ヒッチハイクで旅行中のイタリア人芸術家の遺体、ゲブゼで発見
2008年04月12日付 Milliyet 紙
ヒッチハイクで「平和の旅」をするためイタリアを出発したイタリア人芸術家、ピッパ・バッカさんの遺体がゲブゼで、裸で埋められた状態で発見された。
花嫁衣裳を身につけ、頭にはベールをかぶり一カ月前にイタリアを出発し、ベイルートまでヒッチハイクで「平和」の旅をすることを計画した33歳のイタリア人芸術家、ピッパ・バッカさんの遺体が、コジャエリ県のゲブゼ郡にあるタヴシャンル村の近くで、土に埋められ、裸の状態で見つかった。
バッカさんは、「花嫁達は旅行中」と名付けた「友好」プロジェクトのため、イタリアのミラノを3月8日に出発したが、3月31日から今日まで、あらゆる捜索にも関わらず連絡のとれない状態が続いていた。
バッカさんはプロジェクトのために、女友達ひとりと一緒にミラノを出発し、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ハンガリー、そしてブルガリアを通った後、 先週の月曜日にイスタンブルへ何の問題もなく到着した。最後にゲブゼへ向かっていたというバッカさんは、4月5日に「母であること、兄弟であること」をテーマとするプロジェクトに関する用務のため、ベイルートにいるはずだった。バッカさんは、最後にイスタンブルからゲブゼに向かう道で、「ヒッチハイクがやりにくい」と家族にメッセージを送っていた。
■通報
トルコ国内での旅に入ると、3月31日以降、今日まであらゆる捜索にも関わらず、バッカさんからの連絡は途絶えたままだった。
ある通報を受けて行われた捜索の結果、イタリア人芸術家バッカさんの遺体は土に埋められた状態で発見された。発見された場所から掘り出された遺体は、ゲブゼ国立病院の遺体安置所に運ばれた。捜査は続いている。
■家族は新聞に行方不明の広告を出していた
イタリア人芸術家バッカさんは、もう一人のイタリア人芸術家であるスィルヴィア・モロさんと一緒に、「花嫁達は旅行中」という名のプロジェクトの枠組みで、3月4日にミラノを出発した。この旅では、花嫁衣裳を身につけて、ヒッチハイクしながらバルカン諸国、そしてトルコを経由し、パレスチナへ到達することを目的としていた。
行方不明となったバッカさん発見のため、イタリアとトルコの外務省当局者が対応に動員され、彼女の家族も新聞に広告を出していた。
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( 翻訳者:林 奈緒子 )
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