EU加盟交渉をトルコとともに開始したクロアチアは、交渉が始まった分野の数を18項目に増やした。トルコは国内問題と加盟交渉プロセスの一部休止のため、6項目で停滞している。
EU加盟交渉にて、新しい項目の交渉を始めたいというトルコの望みは、「テクニカルな要因で」、6月に持ち越された。「著作権法」や、「会社法」といった項目においてトルコが完了すべき技術的な作業を間に合わせられなかったので、EUは21日の政府間協議ではクロアチアのみ招集した。
加盟交渉をトルコと同時期に開始したクロアチアは、「エネルギー」分野と「交通政策」分野で交渉に入り、交渉に入った項目は18項目に上った。
EU加盟交渉プロセスでトルコ政府は、技術的な問題よりも政治的要素との協議を余儀なくされており、2005年9月3日から今まで、たった6項目での交渉が開始されたにとどまっている。この低い数字は、トルコが港湾と空港をギリシャ系住民の船舶と飛行機に対して閉ざしているという理由で8項目が棚上げにされていること、また一部の国の政治的口実により加盟プロセスが一時休止にされたこと、そしてトルコが国内問題に焦点をあて、EU加盟交渉プロセスをふちに追いやってしまったことが主な要因である。
EU議長国のスロベニアは、4月に6項目に2項目を追加するというトルコ政府の期待に応えようと力を尽くしたが、この努力は非常に時間をかけて進むプロセスを速めることにはならなかった。
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( 翻訳者:大田垣綾子 )
( 記事ID:13638 )