女性もスタジアムに来ることができるようにすべき:アジア・サッカー連盟の監督官が表明
2008年04月15日付 E'temad-e Melli 紙

【エッテマーデ・メッリー】アジア・サッカー連盟(AFC)の日本人監督官は、「女性も競技場に入ることができるようにすべきだ。彼女たちがスタジアムにいることができるよう、環境を整えることが必要だ」と表明した。

 AFC監督官を務めるスズキ・タウキ氏〔※アジア・サッカー連盟のプロリーグ委員会副委員長を務める鈴木徳昭氏を指すものと思われる〕はイラン・サッカー連盟関係者との4時間に及ぶ会議の後、ISNAに次のように述べた。「会議は実りあるものであった。上位リーグに関してイラン・サッカー連盟に求めていた情報すべてについて再度検討を行い、確認が行われた。イランは我々の要求の98%まで回答している」。

 同氏は次のように続けた。「要求のうち98%までは〔改善策が行われたことが〕確認されたが、あとの2%については〔改善の余地があるとして〕批判を受けており、今月末までに本件についてAFCに報告しなければならない。最低でも、イランの上位リーグにはプロ選手が16人存在していなければならないが、現在のところ、〔球団と〕プロ契約を結んでいるのは10人しかいない」。

 「イラン・サッカーリーグ機構は財政的に独立した機関として登録されねばならなず、今月末までに、書類を完全な形でAFCに送付せねばならない。アジア・サッカー連盟はクラブのプロ化に向けて、10項目の条件を満たすべきだと考えており、そのいずれも我々にとって重要な要件となっている。我々が求めている項目の多くはすでに〔イラン・サッカー連盟によって〕満たされているが、課題とされる項目に関しては改善し問題をなくしていかねばならない」。

 スズキ・タウキ氏は一部の運営規則上の課題や法的諸問題との関連で、次のように述べた。「まず、マーケティング上の問題がある。つまり、サッカースタジアム内に屋根のある部分が存在せねばならないということだ。また、女性が競技場に入ることができるようにする必要もある。〔提出を〕要求した書類のうちのかなりの部分は受け入れ可能なものであったが、これら残りの二点に関しては決められた日時までに我々へ〔回答を〕送付しなければならない。また我々は今回の会議で、その他の問題についてもイラン・サッカー連盟に対して取り組みを勧告した。(女性がスタジアムに入ることができるようすることなどについて)我々がすべての〔イラン側の回答〕書類を手にしたあと、5月に最終的に意志決定委員会がイランに関する独自の報告書を提示する予定である」。

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( 翻訳者:大場麻子 )
( 記事ID:13652 )